手打ちパスタ Part2
今日のパスタは、カッペレッティです。 「帽子」という意味の詰め物パスタの1種です。
こんな感じです。 最後に指に巻きつけて作るんで、指輪みたいです。 僕の指は太くて、短いんで、ちょっと不恰好な形になってしまって、すいません。
エミリオ・ロマーニャ地方の呼び方です。 イタリアは、地方や地域によって、同じパスタでも名前が変わります。 覚えるのが大変!
ちょっと小さくなると、ボローニャではトルテッリーニ、マントバではアニョーリ、他にカッペラッチなどいろいろ。 スープに浮かべて、食べるのが一般的です。 クリスマスのお昼は、これを必ず食べる地域もあるようです。
その上、その形から、“ヴィーナスのおへそ”と呼ばれるトルテッリーニには、甘い詰め物をした揚げ菓子まであります。 日本で言うと、おはぎって感じかな?
今回の中身は、帆立のムースです。 イタリアでは、リコッタチーズ とか、余った肉の煮込みなんかを詰めることが多いんですが、ちょっと趣向を変えてみました。 でも、あんまり、詰め物をおいしくすると、餃子になっちゃうんですよね~ 以前、僕のつくったラビオリを食べてもらった方に、「おいしいけど、餃子みたい」っていわれたことあって、それ以来、バランスに気を付けてます。
フルーツトマトをいためて、軽く煮込んだソースで食べていただきます。 セオリー通りだと、セージなんかで香りをつけた溶かしバターで食べるのがパターンなんですが、おいしいけど、食べ飽きちゃうんで。
結構、イタリアの味付けって、量をたくさん食べて、おいしく思えるような感じにしてあるので、単調なことが多いんです。 日本人は、そんなにたくさん食べれないし、いろいろなものを少しづつつまむ食べ方なんでちょっと、アクセントをつけてあげないとぼんやりした印象の料理になってしまいます。
ま、でも素朴な味が好きなんで、わざとそのままにちょっと田舎っぽい感じにすることもあります。 今、出してる“山形産 新そばのピッツオケッリ”なんかがそうです。 そば粉を練りこんだパスタをじゃが芋やきゃべつと一緒にゆでて、その上から温かいアンチョビソースをかけます。、見た目もあんまり良くないし、シンプルな味付けですが、けっこう好きです。 おかげさまで、お客様にも好評で、売り切れました。
パスタは、やっぱりスパゲッティが人気なんですけど、せっかくレストランに来て食べていただくのなら、手打ちパスタを食べていただきたいというのが正直なとこです。 スパゲッティなら家でも食べれますし、これだけポピュラーになってくると、味噌汁みたいに家庭それぞれの味というか、その人それぞれの好みがかなりある感じがします。 なかなか、それに合わせてピンポイントにおいしいいものを作るのは難しい気がします。
まだまだ、たくさんの種類の手打ちパスタがありますので、少しづつですが、ここ板橋の大山に紹介していこうと思ってます。 そのうち、お客様に「今日は、なんかおいしい手打ちある?」なんて言われる日が来るといいな~ がんばります。
このブログを書いてて気づいたんですけど、よくよく考えてみるとおかしい話ですよね。 ここ板橋で、カッペレッティをやってるっていうのが・・・ イタリアに置き換えてみると、ローマからちょっといったとこの街でレストランに入ったら、いきなりメニューに“ほうとう”があるようなものです。 うーん、イタリアでほうとうなんて食べれんのかな?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)




