最近、イタリアンは板橋近辺のお店にしか行ってなかったので、久しぶりにちょっとおでかけです。
本郷三丁目。 文京区は、お店を出そうと考えていたときに候補地にあがっていたので、ずいぶん歩き回ったので、ちょっとなつかしい。 極度の方向音痴のため遭難しそうになったことも・・・
きょうのお店も駅からけっこう歩いたとこにあります。 地図を握り締め、いざ出陣!
やっとつきました。 本日のお店は“ココゴローゾ” ちょっと変わった名前。 なんでも食いしん坊シェフという意味らしい。 うーん、僕のこと?
ここは、ぼくがよく見るイタリア郷土料理探訪というブログを書いてらっしゃるシェフのお店です。 実際のイタリアでの食べ歩きをつづったサイトなんですが、その数が半端じゃありません。 内容も! いつも勉強させていただいてます。 なかなかイタリアにいけない僕にとっては有難い感じです。
きょうは、イタリア最古のパスタ “テスタローリ”を食べにきました。 名前は本なんかで知っているのですが、修行中教わったこともなく、食べたこともありません。 ま、パスタは数限りないほど種類があるのでしょうがないんですが、これは、製法がほかのパスタと全く違うんで。 それについてはのちほど・・
階段をおりていざ突入! コック兼任らしき人が迎えてくれます。 けっこう中は広いです。食前酒はなぜかカンパリロック。 なんだかそんな気分!
メニューは、あらかじめリサーチしてあったとおり伝統的な郷土料理がならんでます。 地方はとくに限定なく全般という感じです。 ただ、前菜はオーソドックスすぎて迷います。 結局無難に前菜盛り合わせと何かもう一品頼もうとしたら、盛り合わせは二人前あるとのこと。 食べれるから大丈夫って言いたいところですが、食べすぎは身体に毒ですから(笑)
パスタは、手打ちがずらりと並びます。 テスタローリは決まっていますがもう一品。 アニョロッティかピィチかまよってピィチに。 魚は黒板のおすすめ一品のみ。 本来肉食動物の僕ですが、身体のためには魚も食べなきゃと思い迷わずオーダー。 肉料理もおもしろいメニューが並んでますが、豚皮にひかれて、スペッツアティーノを。
ワインリストはないらしく、よかったらセラーから選んでくださいとのこと。 コック兼任のホールの子は一生懸命だけどあんまり詳しくなさそう。 僕も昔、ホールやってたころ、最初こんな感じだったのかな~とか思いながらセラーを見せてもらう。
今日はなんといってもうちのソムリエを連れてきたので、ワインはそっちにおまかせ! 赤白一本ずつ。 うちとかぶってるワインもあって、値段も同じくらい。 選択肢は少ないけど、都心ではかなり安い。 値札がついてないワインがあって、これはいくらって聞いたら売り物じゃないとの事、常連になったら飲ませてもらえるのかな~
白はトカイフリウラーノのビオ。 ビオ系特有の酵母臭が苦手な僕ですが、これはそうでもなくおいしいです。
前菜の盛り合わせはなんか懐かしい。 最近こういうの食べてないな~って感じ。 セレーノも当初の計画では、こういう仕込み系の前菜主体で行く予定だったのですが、いつのまにか軌道修正。 自虐的メニューになってます。 ただでさえ料理でるの遅いのに・・・
にんじんのサラダが真ん中にあります。 どんなマンドリーノ使ってるのかな? おもしろい切れ方、味がしみるようにだろうけど。 自家製のスモーク、サーモン、帆立、ぶり。 蛸のゼリーよせ、崩したみたいの。 野菜のトマト煮、カポナータとは違うのかな? パルマ産生ハム。 芝海老とパネッレのフリット。 パネッレおいしい。 エジプト豆の粉を練って揚げたものなんだけど、素朴なおいしさが後を引く。 もっと食べたいな~
お待ちかねのパスタ。 これが食べてみたかった。 感動のご対面!
取り分けで食べるといったら、親切に盛り合わせに。 うーん。 あんまりこういうのは好きじゃないけど気を利かせてくれたわけだし。 本来テーブルの上で取り分けるのはなしだし。 セレーノでは、やっておりますが。 その話は次の機会に。
テスタローリはジェノバペースト和えです。 このパスタは、一度生地を焼いてからゆでるのが特徴です。 うーん、面白い触感。 もちもちして、お団子みたい。 生地自体も粉の甘みがあって、おいしい。 ジェノバペーストも乳鉢でやってるのかな? ちょっと荒い感じでグッド。 ソムリエは、チヂミみたいって言って食べてます。 やってきたかいがありました。
一緒に盛られてるピィチは仔羊のラグーです。 一時期、イタリアンレストランの間ではやったパスタです。 メニューには讃岐うどんみたいなって書いてあります。 讃岐っていうのがこだわり? ちょっと太めでそれほどコシは強くないです。 イタリアだとこんな感じなのかな。 僕のおそわったやつは、もうちょっと細くてかなりコシが強かったんだけど。 これはこれでラグーに絡みやすくおいしいです。
魚料理ですが、白が終わってしまい赤に。 ランゲ・ネッビオーロです。
うーん、最近よくある造り。 樽を効かせて、果実味を押し出した凝縮感のある赤です。 実を言うと、こういうワインはたくさん飲みすぎて飽きちゃいました。 最近は昔ながらのつくりのほうが好きです。 おいしいにはおいしいんだけどどれも同じ味っぽい。 これもネッビオーロって言われなきゃわかんないくらい。 ま、普通の人はこういうほうが受けがいいんだろうけど。 それはそれとして、ここまで造り込む技術は ある意味すごいかも。 ま、なにはともあれこれも勉強です。
鯛の白ワイン蒸し。じゃが芋がしいてあります。 皮はバーナーであぶったのかな? シンプルなお味です。 こういう料理はたいていじゃがいもがおいしいんです。
メインは、仔牛とトリッパ、豚皮の煮込み。 あ、いけない。 自分が食べたいだけで全体が見えてないからパスタもトマト系の煮込みだった。 オーダー失敗。 一通り決めた後、全体の流れを見なきゃいけませんね~ 反省。
うちのセレーノもそうなんですが、トリッパの煮込み系は前菜に置いてありますが、本来はメインです。 ちょっと量減らしたほうが食べやすいんで、前菜にしてることが多いんです。 よっぽど好きな人じゃなきゃ内臓を山盛りというのはきついかも。
やさしい味です。くせもなく。 食べやすい。
せっかくですから、食後酒も。 以前通っていたイタリアワインのスクールで4~5種類、普通のワインをテイスティングしたあとに、最後に甘みのある食後酒がよくでてきてて、そこではじめて食後にちょっと甘いお酒というのがおいしいというのを知りました。 セレーノでも食後にお客様にすすめてます。 なかなか好評なんですよ。
ボロゴーニョのバローロキナートとドゥーカ・ディ・サラパルータのアラです。 どちらも初めて! ボロゴーニョ、ラベルかわいい。 ちょっと甘すぎるかな。 アラは、赤ワインにマルサラの風味をつけた感じ、帰ってから調べたらオーク樽で寝かして、マラスキーノチェリーの葉で香りをつけるそう。
ドルチェはブネです。 ピエモンテ風のチョコレートプリン。 アマレッティがはいってざらついたイメージなんですが、ここのは、なめらかです。
面白いメニューもあり、おいしかったんですが、もうちょっとガツン系を想像してたんで、ちょっと残念。 祭日ということもあってか、家族連れ多かったのであんまりそういうのは受けないか。
しかし、テスタローリは大満足。 おいしいし、あの触感も他のパスタにない! 大収穫です。 そのうちつくってみよう。 かなり難しそう。
有意義な一日でした。 また明日から頑張れそう。
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