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梅雨入りといえば・・・

 とうとう関東地方も梅雨入りです。 うーん、じめじめした日が続くのもイヤだけど、普段、買出しにチャリを愛用している私としましてはさらに困った限りです。

 雨だとランチのお客様も少ないし。

 梅雨入りといえば、セレーノでは冷製パスタです。

 イタリアにはパスタを冷やして食べる習慣はないので、日本独自の文化です。 (ただし、冷たいソースの中に熱いパスタをいれる夏のパスタはあります。 生ぬるい感じ、常温に近い感じに仕上がります)

 日本人ほど、食べ物の温度にこだわる民族はいないかもしれません。

 海外、とくにヨーロッパでは、日本ほど出来たて熱々のものにこだわったり、キーンとするぐらい冷えたものを食べたりしないようです。

 果物なんか冷やすの日本人ぐらいかも・・・

 マルケージの有名なキャビアのカペッリーニはありますが、これは、前菜として扱われますし、冷製パスタはイタリアにはないので、僕ももともとあまり好きではありませんでした。

 ところが、僕がパスタ場をやってたお店のOシェフに出会ってから考え方が変わりました。

 Oさんは、もともとフレンチをやっていて、その後カルフォルニアキュイジーヌ、アメリカでも働いて、イタリアンへ、ナポリやシチリアでの修行経験もある異色の料理人です。

 この人がつくる冷製パスタを食べて、はじめてこういう風にやればありかもって考え方が変わりました。 もちろん、正統派ではなく創作系になりますが、きちんと理論的に考えてその食材に合った料理法で組み立ててつくればこんなにおいしいんだと考え方が一転しました。

 かなり、バランスが難しいつくり方ですが、一緒に働いているときに叩き込まれたんでgood

 あ、と本題に戻りまして、“梅雨入りといえば冷製パスタ”なのかといいますと、いまのところ、冷製パスタのレパートリーが、フルーツトマト、ウニ、生からすみの三種しかないんです。

 このうち、フルーツトマトは夏本番になってしまうといいものが手にはいらなくなるし、生から墨は仕入れが長崎だし。

 ウニは夏でも探せば、いいものがあるんですが、たっぷり使わないとおいしくないんで安くないとダメだし・・・

 あと、いつものことですが厨房の狭さが災いして、冷製パスタのオーダーが多かったりすると機能が麻痺してしまうんでweep 

 そうこういうわけで、夏、本当に暑くなってきたら冷製のパスタはあんまりやりません。 暑いからって、冷たいものっばっかリ食べてると身体に悪いしbleah

 是非セレーノで冷製パスタを食べて、うっとうしい梅雨を乗り切ってください。

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今日の料理: 自家製トロフィエのジェノバ風ソース いんげんとじゃが芋

 トロフィエは手打ちのショートパスタです。 紙縒り状と説明しているのですが、こよりが分かりにくいという指摘も・・・ 木屑やかんなくずというのが語源で手の指でのばしながら、左右がねじれた形に作ります。

 あんまりやらないんで、結構大変でした。 小さいんで一人分の量作るの時間かかって。

 イタリアでも最近は、家庭で手作りせず、店で買うこと多いみたいです。 

 ジェノヴェーゼは定番のソースですが、僕は実はあんまり好きではありません。 そういうわけでセレーノのジェノヴェーゼは松の実の割合が多く、コクのある感じです。

 ジェノバあたりで働いた人によると、日本で手に入るバジルは香りがきつく、向こうに比べてあくもある感じみたいです。

 本場のジェノヴェーゼ食べたいなー

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