12月に入り、セレーノにもクリスマスツリーが
世の中、不景気まっしぐらですが、そんなことは吹き飛ばしてしまえるようクリスマスを楽しみましょう。
ということで、セレーノではただいまクリマスディナーの御予約受付中です。
自分はキリスト教徒じゃないから、クリスマスなんて関係ないって言っているあなたも、おっしゃる通りなんですが、お祭りだとおもって一緒に楽しみましょう。
イタリアのクリスマスは、どちらかと言うと日本のお正月に似ているみたいです。 家族で過ごして、イブの晩にはミサに教会に行くそうです。 教会が神社で、お餅はパネトーネかな? (ちなみに、パネトーネはイタリア全土の風習というわけではないです。パンドーロ、リチャレッリ、トッローネなど地方ごとにいろいろ)
ちなみに、24日のイブは軽い魚料理なんかで質素に過ごして、25日のお昼に家族、親戚が集まって、夕方までパーティだとか。 いったいどれだけ食べるのか? ただでさえ、食べる量多い国民なのに。
日本ではいつの間にかイブがメインになっちゃて、25日にはクリスマスケーキ安売りしてるとこもあるけど。
セレーノでは23、24、25日クリスマス特別ディナーコースをご用意してお待ちしております。
手探りだった一年目、どうしようか迷った挙句、クリスマスコースをやって、幸いにもご好評を頂き、また今年もいらっしゃってくださるご家族連れのお客様も。 もちろん、クリスマスらしいカップルのお客様もいらっしゃりますが、いつもの常連のお客様がいらっしゃることも多いので、手なんか抜けません!
詳しいクリスマスのメニューはホームページをご覧下さい
伝統的なイタリアのクリスマス料理をもとにしてと書いてありますので、解説をこちらで。
もちろん当日、メニューにも少し添付しますが。
クリスマスの典型的な料理として挙げられるのが、去勢鶏(Cappone)、大ウナギ(Capitone)、トルテッリーニ(詰め物パスタ)、レンズ豆といったとこでしょうか? あとザンポーネやコテキーノとか。
日本のお節みたいにいろいろ縁起をかついだいわれとかもあって。
代表格はレンズ豆、コインに似ていて、煮ると増えることから金運がよくなると言われます。
そんなものに縁がない僕は、どんぶり一杯食べなきゃなんないかも
ウナギもエデンの園でイブをそそのかして知恵の実を食べさせた蛇にみたてて、食べてしまえということらしいですし・・・
去勢鶏は高級食材ですが、メインが鶏っていうのもちょっとポピュラーすぎるんで、今回は前菜に七面鳥をいれさせていただきました。 クリスマスに七面鳥というのはアメリカ起源らしいですが、イタリアにも逆輸入されて一般的になりつつあるみたいです。
あと前菜のほうにウナギの代わりといっては何ですが穴子を、ウナギはどうも蒲焼が一番というところがあって、穴子のほうが得意なんで、あとは、アフェッタート(生ハムなど)や魚介類で6種類に。
キリストの使徒の数に合せて12~13種類の料理を食べるという地方もあるらしいので、ドルチェまでいれて数をあわせて。
よくある、「メインは牛フィレでフォアグラをのせて」という大衆受けしそうなメニューじゃ、セレーノらしくないんでいろいろ考えて、メニュー組んでおります。 一般受けしなければ、お客様が来ないんじゃないかという話も
しかし、自分らしさを見失ったらお終いなんで…
もちろん、クリスマスらしい豪華さを演出するという点でフォアグラやオマール海老などもつかいますが、ちょっとひねって。(フォアグラのソース用にまきもの屋さんにビーツお願いしました。 それに、フォアグラは古代ローマ時代からイタリアで食されている伝統的食材だし)
メインは大鹿村の鹿です。 クリスマスにはその家のマンマの得意料理がずらりとならぶということなんで、僕の得意料理の煮込みで、伝統的な香辛料を使った赤ワイン煮込みのヴァルドスターナ風でいきます。 冬のセレーノを代表する食材、本州鹿で勝負です。 まったく癖のないお肉ですので、ジビエが苦手だという方にも好評です。
鹿は毎年その角が生え変わることから、生命の若返り、新生、長寿の象徴です。 皆様の健康を願って料理させていただきます。
ゆっくりとクリスマスの夜を過ごしていただけるよう入店時間や時間制限などございませんので気兼ねなく、のんびりとディナーをお楽しみ下さい。
なにぶんテーブル数が少ないのでお早めに御予約をお願い致します。23日はあと1組分しか空きがございません。 24、25はまだ空きがございます。(25日はアラカルトのご用意もございます)
アレルギーで食べれないものや苦手な食材は代わりのものをご用意いたしますので、遠慮なくお申し付け下さい。
クリスマス期間中は、料理に合せたソムリエ秘蔵のワインが特別価格で、グラスで提供されます。 是非、お試しください。(何が出るかは秘密だそうです
)
銀座や六本木といった華やかな場所で過ごすクリスマスもいいですが、のんびりとゆったりしたクリスマスを大山のセレーノで過ごしては見ませんか?
心を込めて、精一杯おもてなしさせていただきます。 皆様のお越しお待ちしてます。
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今日の料理: 兵庫産 香箱蟹のトマトソース リングイネ
セレーノの定番といってもいいかもしれないパスタです。 この寒い季節、ちょうど良い香箱蟹が入ったときだけやってます。 生きてて、ワシャワシャ動くさまはエイリアンみたいですが…
メスのズワイガニです。 勢子蟹やコッペガ二なんても呼ばれるそうです。 オレンジの内子がたっぷりです。
値段的な兼ね合いもあるので、小さめのものです。 でも、蟹自体はダシとしてつかうこのつくり方だと大きいものはもったいないかも。 贅沢な使い方といえば贅沢かも。
蟹は甲羅を外して、ミソと内子を取り出し、外子も別に取っておいて、身のほうは4等分にして、殻からしっかり香りが出るまで炒めて、ブランデーで香りをつけ、トマトソースで味がしっかりとソースにのってくるまで煮ます。 その後、さきほど採っておいたミソ、内子、外子をいれ、軽く煮たら出来上がり。
テーブルに出たときに立ち上る香りに、ソースに溶け込んだ内子やミソの旨み、渾然一体となったパスタです。
ちなみに、身はダシなんでほとんど味が抜けてますが、皆さん手づかみで召し上がっていただいてます。
昔、最初に習ったシェフに、ヴェネトあたりだと小さい蟹をつぶしながら炒めて、トマトソースで煮て、パスタであえるんだって教わったことがあります。
それをイメージして、ちょっと贅沢に香箱蟹でやりました。 蟹好きの方にはたまらない料理です。