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2017年1月29日 (日)

九州上陸 3

一月もそろそろ終わり、気温も乱高下でなんだか落ち着かない感じですがいかがお過ごしでしょうか? セレーノのお客様も乱高下bearing、土曜日が一週間に2回あるように神様にお願いしたいこの頃です。

 ブログのタイトル、今年からナンバーふってみたのですが、いかに書いてないかバレる結果に・・・ 本当は先週書き終えてたのですが、保存するときに、ラインが外れて、全部飛んじゃいましたcrying なかなかショックから立ち直れずにここまでズルズルと・・・

 はい、気を取り直して、15日から18日までお休みをいただいて10年ぶりに九州に帰った話を記録がてら、お話させていただきます。

 セレーノも2月28日でいよいよ10周年、ちょうど節目の年ですし、僕を育ててくれた婆ちゃんの法事もちょうど一月にあるのでたまには帰ってみようかな、なんて軽い気持ちだったわけですが、いざ重い腰を上げて帰るとなると、いろいろやりたいことや行きたい所がでてきて、うーん計画立てるのも大変shock

 いろいろ折り合いをつけていざ出発! こんなに休むのは、厄年のときにインフルエンザになって以来。(あ、お正月はニス塗り+ワックスがけで仕事してますので)

 最初の難関は飛行機、もともとちょっと閉所恐怖症気味の上、最近になって高所恐怖症も今さら出だして、2重の苦しみ。 久しぶりに乗った飛行機はなんだか座席が簡易化されてびっくりbearing その上東京は晴れてましたが、風が強くてゆれるゆれる、がくんと来た時、落ちたらどうしようなんてドキドキ。 逆風だったので30分遅れで到着。 

 日頃の行いのおかげかhappy02、京都あたりは雪が降っていたのですが、長崎は晴れ!

 初日は親戚回りをして、実家に戻って、父自慢の日本酒セラーを見学して、中身もありがたく頂戴して終了。 飛行機で疲れてバタンキューでした。

 2日目は、今回の帰省のもう一つの目的でもある江迎の山下商店さんへ。

いつもジビエフェアのとき、天然猪をセレーノへ卸してくださる山下さん、電話で話すばかりで一度もお会いしたことがなく、ご挨拶がてら江迎を見にいこうと思い付きました。

 ジビエフェアの時、よくお客様に江迎ってどんな所?って聞かれるのですが、記憶も曖昧ですし、ほぼ街道沿いしか行ったことないなって思って。

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 さて江迎までは、MR、佐世保が誇る松浦鉄道で! 最近注目度が増して、TVでもたまに見かける路線。 一両編成のローカルですが、日本最短区間の駅と日本最西端の駅、2つの日本一を有する路線です。 実家の僕の部屋から毎日走っているのは見てたのですが、乗った記憶はほぼないので、楽しみです。

 まずは出発地点の中佐世保駅、日本一長いアーケードの佐世保の商店街を歩き、イオンの中へ。 僕が子供の頃はこんなところに駅はなかったはずですが、なんだかお店の中から入れるそう。 ホームに直結してるのかと思いきや、なんだかアトラクションの乗り場みたいな通路を通って、駅へ。

 さて一両編成の電車に乗り込み、日本最短区間の200mをはしり、佐世保中央駅へ、アーケードの上を走る電車なんてなんか変な気分、テーマパークに来たみたい。

 小さいわりに結構なスピードで走ります。何度も小さなトンネルを抜けて、山あり谷あり海ありの風景を見ながら江迎へ。 途中からは貸し切り状態。 にわか“乗り鉄”と化したソムリエはばしばし写真とってはしゃいでおりました。

Dsc01038

 江迎鹿町の駅に着くと山下商店のMさんご夫妻が車で迎えに来てくださってました。 いつもお電話では奥様とお話させていただくのですが、ご主人とお話しするのは初めて、人見知りwinkの僕は緊張していたのですが、いい人そうです。 一安心。

 後で、ご夫妻とお話した時に聞いたのですが、東京からコックが来るということで少し警戒されてたそう、話しやすくてよかったと言われました。 まあ、もともとこっちの人間ですので、東京暮らしが長くてもそうは変わりませんhappy01

 まずはほぼ事務所化しているという山下商店さんに行き、お母様にご挨拶。 山下さんのご主人は急な会合でお出かけとのこと、残念。 少しお店のお話などを聞かせていただいて、ジビエの加工場へ。

Dsc01045 江迎の町中を抜け、数分のところにあります。ヘルシーBOARと立派な看板が架かった小さな建物が。 今日は稼動してないとのことでしたが、中を見学させていただき、いろいろお話を。 保健所から認可をもらった解体を行う方が二人いらっしゃっるそう。 中は掃除が行き届いてて、大きな新品の冷蔵庫もあり、中には大量の猪のスライス肉が。 なんでも佐世保市のふるさと納税のお返しの品として人気だそうで、おととしは何ヶ月待ちとかになったそう。

 これからの時期が要望が多くなるとのことで準備しているとのこと。 うちの注文が入る時は、半頭でやってもらっているので、人が2,3人は入れそうな冷蔵庫の一番上の棚を全部開けてスタンバイしてくださるそう。 いつも、お手数をお掛けしてすいません。

 農作物の被害の話とか他のジビエの話とかいろいろなお話を聞かせていただきました。 なんと近くで鹿も獲れるとのこと。 なんでも、もともといたわけではなくて、つぶれたサファリパークから逃げ出したものが繁殖して、被害がけっこう出ているそう。 いろいろ大変です。 

 地元の猟友会の集まりでは必ずウサギ鍋が出るという話で、醤油派と味噌派に分かれ、結局いつも2種類作ってたべるそう。 ヨーロッパのウサギはクセのあるジビエとして有名ですが、お話を聞く限りこちらではそんなことはないようで、今度送ってくださいとお願いしておきました。

Dsc01049 “ヘルシーBOAR”からすぐそこは山、ここら辺で猪がとれたとか、ここは雉が出るとかお話を聞きながら江迎の山の中を案内していただきました。 加工場まで30分以内の所で獲れ、素早く処理できるので鮮度が保てクセのないジビエを提供できるとのこと。 なかなかこういう場所を確保するのも大変そうですが、山下さんや猟友会の方の尽力で町を挙げて、九州では一早く加工施設が造られたとのこと。 おかげでわがセレーノも恩恵に預かっております。

 想像というか、今まで知ってた江迎のイメージが覆るくらい、自然豊かなところ。 決して山が高いわけではないのですが、起伏に富んでいて、ここなら猪も暮らしやすいだろうなという感じがします。Dsc01058

 かなり山の中に入ったところに泥んこの運動場みたいなところがあり、遠くに豚が! 味菜自然村のハッピーポーク。 ストレスを与えないように育てられた豚さん。 この広い場所に放牧されてるなんて、すごい。 よく見ると普通の豚とは顔つきが違う、何代か前で猪と交わってイノブタになったようで、まるで猪八戒みたいな顔、後で調べたら、結構話題になっている豚。 まだまだ地元にも知らない食材がたくさんあるなと思いました。

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 パワースポットとして最近注目を集めてるという白岳神社に参拝して、近くの白岳国民休養地へ。 キャンプ場も備えた立派な施設。 最近佐世保市と合併してからあまり手入れはされていない模様ですが、こんな良い所もったいない。 

Dsc01054 湖があって、遠くに鴨がいるなと思って、あれ獲ればお店で使えるかなと考えながら、湖の近くを歩いてると、鴨が猛スピードでこちらに泳いできます。

 かなり大きな真鴨のつがい、どうも餌付けされ、味をしめたようで、このままだと陸にあがってきそうな勢いです。 近づいて捕まえようかなとしてると、僕の足がすべって、こけた音で逃げちゃいました。 いいお土産になるかなと思ったのにwink  白岳高原の上を散歩して、清々しい気分に。 あちらこちらに猪が掘り返した跡があり、猪どおかにいないか草むらを覗いてみたりして。

 山を降りる途中に凄い深い谷が、Mさんの奥さんがここもいい猟場とおっしゃってましたがlovely 手すりもない急な谷、ちょっと脚がshock 昔ここに橋をかけて観光の目玉にしようなんて言ってたとおっしゃってましたが、僕には無理です。 

 今まで僕の勝手に思い描いてた江迎の自然観が完全に覆されました。 こんなちょっと山に入っただけで凄い自然がある所なかなかないです。 すぐそこ海ですし。 

 Dsc01062向こうに平戸が見える平戸瀬戸市場でお昼ご飯。 こんな立派な施設ができてるなんて。 魚料理を堪能し、お土産もゲット。 魚安い、小さいけどカワハギが肝付で2尾で500円lovely東京じゃ倍でも買えません。 生のエソなんて珍しい魚も売ってました。 奥様おすすめのアルマドという中に卵が丸ごと入ったかまぼこもゲットしました。

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 山下商店のMさんご夫妻、イケ面のご亭主と可愛いい奥様、お年を聞いてびっくり、若いhappy02 いろんなお話させていただいて、お二人の仲の良さが伝わってきてうらやましい限りでした。

Dsc01069

 惜しくも世界遺産を逃した田平天主堂を見学して、江迎に戻ります。

Dsc01078 再び戻ってきた江迎では平戸往還の江迎本陣へ。 1830年に立てられたという枕水舎(ちんすいしゃ)という松浦藩のお殿様専用の部屋を案内していただきました。 当時のまま現存している貴重な建物、当時の大名行列の道具や茶器、お殿様が使っていた日常の道具なんかも展示されていて、小さな博物館。 池に張り出たお部屋の造りといい、水琴窟があることといい、風流を好んだお殿様だったのでしょう。

 なんと山下商店さんの本家がここ。 小さい頃はここでよく遊んだなんてお話も・・・ え、もしかして凄い家柄coldsweats02 

Dsc01074 隣の潜龍酒造さんも親戚ということで案内して頂きました。 

 残念なことに新酒の仕込みの真っ最中ということで酛蔵は見学できなかったのですが、こちらも1688年に建てられた貴重な建物で今も現役。 

 向かいのお店で試飲させていただいて、父と自分用に日本酒を購入。 敷地内の湧き水で仕込み、酒米も地元江迎産、本陣という銘柄は名前だけは知っていましたが、こだわりの造りと日本酒の種類の多さにびっくり。 全然知らなかった~

Dsc01083 電車の時間まで、まだ間があったので(一時間に一本なんで) 寿福寺へ。

 水掛地蔵まつり千灯籠まつりで有名なお寺です。 こちらの住職の方も山下さんの親戚の方で、お話を聞かせていただきました。 京都を参考にした“逆さ紅葉”で今、大変な人気だそうで、もの凄い立派なお寺、佐世保市内にはこんな立派なお寺はありません。

 山下商店のMさんご夫妻のおかげでいろんな江迎を知ることができました。 郷土愛にあふれる方が案内してくださったおかげで短い時間でしたが、自然、歴史、文化に触れ、肌で江迎を感じることができました。 次のジビエフェアの料理に何かしら生かせたらと思います。 Mさんいろいろありがとうございます。 そしてこれからもよろしくお願いいたします。

 さて再びMRに揺られて、佐世保へ。 僕の母校の近くでおりて。 婆ちゃんのお寺の納骨堂にお参りしてから、夜ご飯。 

 銀座にも進出した伊万里の櫓庵治さんの佐世保店へ。残念ながらこの日はイカの入荷がなく、代わりに鯨が。 佐世保では一番の高級店だそう。 生簀もあって、個室になっている今時のダイニング系のつくり、残念ながら素材や料理に地元っぽさはありませんでした。 ターゲットが観光客というわけではなさそうなんで仕方ないのかな。 いい日本酒がいいお値段でたくさん。 黒龍の龍や九平治の別誂などなかなかいただけないお酒をいただきました。 お父さんご馳走様でした。 なんか日本酒ばっかり飲んでいるような。

 さて一夜明けて次の日は、朝から有田へ。 ちょっとスープ用のお皿がほしかったのとなにか掘り出し物はないかなと。

 まずは、徳幸窯へ。 最近海外のシェフとのコラボとかでも有名な窯元さんです。 父がここの次男の徳永栄次郎さんがつくられる土物の器が好きなんです。 セレーノにも流星と名づけられたコーヒーカップがあるので、今度いらっしゃったら是非ご覧下さい。

 栄次郎さん自ら案内してくださり、器を見させていただきました。 土物はセレーノでお皿として使うのはなかなか難しいので、酒器を買わせていただきました。 いい白磁のお皿があったのですが、アメリカで有名な日本人のシェフの方に依頼を受けて造ったサンプルだそう。 栄次郎さんも抹茶碗を作成中とのこと。 料理に合わせてお皿をつくるなんていいな~と思いながら次のお店へ。

 業務用のお皿があるお店に行って、スープ用の器を探索。 いい感じのがあったので購入。 注文があってから焼くので、出来上がりは1ヵ月先。 これで次のジビエフェアのコンソメの器問題は解決。

 深川を覗いて、いろいろお皿を見て、まだ時間があったので、波佐見へ。 最近若い人に人気の波佐見焼。 ブロックマグという派手な色のアメリカっぽいカップが人気らしいです。

 古民家カフェや雑貨屋さんが集まったエリアでコーヒーをいただいて、佐世保に帰ります。 今日は夕方から佐世保に別れを告げ、熊本へ出発。

 今回せっかく九州に行くんだから、どこかワイナリーにでも行きたいなということで、探したのですが、どこも遠い。 車の運転ができない僕には行くのは難しそうなとこばかり。 唯一アクセスが良さそうなのが熊本ワイナリーでした。

 熊本までは電車で、途中、九州新幹線に乗ってびっくり、普通車なのに、座席がチョー広い、快適です。 今度帰るときは電車がいいかも。

 夕方について、翌日は熊本ワインさんへ。 駅で降りると目の前には医療系の学校があって、他には見渡す限り工事現場か畑でそれらしき建物は見えず。 地図ではあの辺というところには、小高い丘というか山が。 いやな予感がしつつ歩いていくとやっぱり山の上。 息をぜーぜー切らして“熊本ワイン”さんに到着。Dsc01100_2

 フードパル熊本という施設の中にあります。 お菓子屋さんの工場や手作り工房なんかがある一角にあります。 畑はないのですが工場はこちらで見学できるとのこと。 見学させてくださいとお願いしたら、お店の方が親切にも一人ついて、案内して下さいました。  

 想像してたのと違って、ずいぶんと大きな施設、すべてオートメーション化された大きな工場、あちこちのワイナリー見学に行きますが、設備が凄いです。

 畑の話やナイトハーヴェストの話、いろんな話を聞きながら、工場の脇の見学用の葡萄の木を見せていただきました。

 平成30年には畑のある菊鹿にワイナリーを建設する予定とのこと、ますます期待が高まりますね。

 試飲をさせていただいて、以前震災後の熊本ワインフェアで丁寧なお手紙を頂戴した経緯をお話しすると、担当の方も呼んで下さいました。 

 貴重な菊鹿シリーズもいろいろ仕入れ、これで帰った後の熊本ワインフェアは用意万端!

 さて市内に戻って、ワインショップ クルトさんへ。 ここは幡ヶ谷で有名なワインバーをなさってた方が地元に帰ってワインを広めるために活動なさっているお店。 ソムリエは前のお店にも伺ったことがあるそう。 小さいお店ですが、選び抜かれたワインの数々。 ビオワインは詳しくないのでイタリアのものと日本ワイン以外は良くわからなかったのですが、珍しいものもいろいろあり、お店用に少し購入。

 路面電車に乗って、熊本城へ。 中にはまだ入れないようで。 震災のつめ跡が残る石垣を大変なことがおこったんだなと見ながら、うろうろ。 まだ時間があったので、「熊本まで来て古本屋か」というソムリエの言葉にもめげずsmile 2件ほど梯子して空港へ。 熊本ラーメンを食べて帰ってまいりました。

 取り留めのない文章ですいません。 なんかバタバタした里帰りでしたが、いつかはのんびり帰ってみたいです。

 さて、気を取り直して2月から10周年記念フェアが始まります。 今回のフェアの料理は“熊本産 褐毛和牛 あか牛 リブロースのビステッカ”です。 10周年なのにシンプルな料理ですhappy01 それについては後ほど。

 ではでは、石の上にも3年、大山では10年じゃ短いのかなと思いながら今宵も大山セレーノで皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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