食べ歩き

平井に参上!

 またまたご無沙汰ですが、お元気でしょうか?happy01 急に寒くなってもうそろそろ冬かなとおもっていたら、あっという間に師走。 光陰矢のごとし・・・

 12月前にあちらこちらの店でクリスマスの飾りつけをしてあるのを見て、なんだか気が早いな~なんていってたら、まだメニューも値段も決まっていないのにクリスマスコースのご予約がcoldsweats02 去年も来ていただいた方ばかり、本当に有難うございます。

 やっとのことで、クリスマスメニュー決まったので、HPに載せました。 詳細はこのブログにて、のちほど。

 今日はまたまた時をさかのぼって、2週間前ぐらいの11月の終わりです。

 ソムリエのお誕生日プレゼントと称して、ジビエの勉強に江戸川区の平井へ。

 大山からだと東京の反対側に総武線で。

 思ったより近いですね。 錦糸町からすぐ。 うちのセレーノも遠くから始めてきたお客様によく言われることですが。

 すこし早めに着いたので付近を散策。 駅前に大きなロータリーなんかもあり、商店街もなかなかの街です。 規模は大山と似た感じかな。

 今日のお店はジビエで有名な“レストラン コバヤシ”さんです。 立地条件のあまりよくない場所なのにジビエといえば必ず名前の挙がる有名店! 条件の似た場所にあるセレーノも勉強になることがあるはず。

 商店街と反対側、駅から程近い少しひなびた通りにフランス国旗が。 また道間違えたのかと少しドキドキですheart02

 扉を開くとフランスのかたがお出迎え。 事前情報ではそんな話がなかったので戸惑いましたが、優しい笑顔でにこやかに迎えてくださいました。 

 白と黄色を基調とした温かみのある店内、おいしそうな小さなレストランの匂いがします。

 席について、今日の飲み物を。 寒かったのでシャンパンはやめ、ワインからで。

 今日はジビエが目当てということで、“雷鳥”をメインにあらかじめシェフのお任せコースをたのんでありました。

 テーブルの上に名前入りのコースメニューが! こういうのいいですね。

 メニューを見ていると、メイン以外は魚介類が多い感じです。 それも、鮑、伊勢海老、アマダイといった高級食材! とりあえずボトルで白ですね!

 いろいろと悩んだ挙句、“LES PRANTIERS DU HAUT=BRION”1995にしました。 たまには少し高いワインも飲まないと、勉強ですから。 さすがにオーブリオンは無理ですが・・・

 落ち着いたいい香りです、正直ソーヴィニョンブランの香りが得意でない僕にも大丈夫! 熟成するとこんなにいい香りになるなんて。 セミヨンとのブレンドのせいか複雑な味です。 おいしい! どちらかというとクラッシックなスタイルのソースが多かったので料理にピッタリです。

 まずアミューズは、“赤貝とビーツのセルブラ パパイヤをのせて”

 ブーダンノワールをアミューズで出すところ多いんですが、見た目はそんな感じです。 赤貝とパパイヤの相性がいいです。

 続いて“蝦夷鹿のカルパッチョ 赤ワイン風味” ここのスペシャリテ。 マリネ、乾燥と三日ずつかけて作られるとものの本でかいてありました。 大きなシャンピニオンがのってます。

 食べやすい感じです。 マリネ液で漬けてるからでしょうか、色もきれい。 どうもうちのモチエッタはおいしいんですが直に塩漬けなんで、赤ワインでマリネして乾燥させると、色が黒くなってしまうのが難点。 改良の余地ありですね。 口直しに酸味の利いたシャンピニオン。

 ここまでアミューズです。

 一皿目の前菜は、“秋刀魚のマリネ、鯖の瞬間燻製マリネ、大原産 アワビ、野菜のエチュべ添え”

 素材の良さが光ります。 そこに一手間かけて、さっぱりとした野菜のエチュべと。 アワビなんて厚切り、こう噛んだ時のやわらかさがなんとも。 某三ツ星のお寿司屋さんもつかっているという大原産、おいしいです。 一皿で三つの味が楽しめてお得な感じです。

 二皿目の前菜は、“大原産 伊勢海老のロースト 温野菜添え”

 出てきてびっくり、大きいhappy02 二人で一匹! コースの値段間違えたのかと思うほど。 いや、伊勢海老は単純においしいですね。 ミソもすすって、髭の付け根も歯で殻を割って食べちゃいました。 フレンチの光景ではないですよね~ いや、思わず本性が…

 お魚料理は“アマダイの蒸し物 ブロッコリーのムース添え”

 プリッとした食感! 鮮度の良さと素材の良さが感じられます。 アマダイのいいやつってすごい値段なんで、なかなかうちでは使えません。 安かろう悪かろうで、なかなかいいのに当たんないし。 うろこ焼きが良くありますが、いいやつだとこの料理のほうがおいしいかも。
 ブロッコリーのムースは想像と違って、クラッシクな重い感じ、バターのこくが効いてます。

 ここまで、魚の質の高さとおいしさに圧倒される料理が立て続けに出ました。 最近の評価ではジビエ以外に魚料理にも力を入れてるとは書いてあったのですが、まさかここまでとは! 今度は魚尽くしのフルコースを食べてみたい!

 そして、今日のメイン“雷鳥のロースト ミカンと蜂蜜のソース 人参のフォンダン添え”

 ここで、ジビエにあわせて、一杯づつ赤ワインを。 でも、最初のボトルの白もジビエにもけっこうあってました、パワフル。

 薄くスライスされた胸肉にソースがたっぷり、モモがそえてあります。 人参のフォンダンで癖を和らげながら食べてくださいとのことです。

 ジビエの中でも肉に苦みがあり、匂いもきついと言われる雷鳥! その香りは、なんだかこういうと安っぽいんですがコンビニとかのフランクフルトのあのもわっとした匂い。 でも、その中にも鉄分の多い肉のいい香りが潜んでます。

 レアにローストされた胸肉にソースをからめて。 みかんと蜂蜜といって想像する甘い感じではなく、シヴェっぽい血やレヴァーの香りのする濃厚なソース。 

 確かにすこし独特の苦みというかえぐみみたいなのがあります。 ここで言われたとおり人参のフォンダンと食べてみるとそれが少し顔を潜めて、おいしい。

 モモはしっかりとした歯ごたえがあって、噛みしめると旨みがあります。

 いい勉強になりました。 ローストの加減や、添えてあるフォンダンでさらにおいしさを増す技、さすがジビエの名店として有名なわけです。

 皆さん料理人の方が言われることですが、ジビエは経験の積み重ねが大事だと。 自分も大鹿村の信州鹿や江迎の野生の猪をつかってて、やっぱり年を追うごとに少しづつですが良くなっている気がするんで。

 いや~ いい経験をさせていただきました。 

 デザートは、選べて、“丹波栗のパイ包み焼き”にしました。 栗がごろりと入ってて、パイがさくさくしてて。 オーソドックスな一品ですが、おいしいです。 デザートもきっちりという感じです。

 ホールのフランス人の方とも少しお話させていただいて、向こうの話とか、もう一人のギャルソンの方もテキパキとして、そのうえ気さくな方で楽しい時間を過ごさせていただきました。

 最後に帰るとき、シェフが見送ってくださりました。

 見るからに実直そうなシェフ、おいしそうな料理を作る雰囲気がただよってます。

 “ジビエもそうですが、アワビ、伊勢海老やアマダイなんかも質が高くて、本当にビックリしました”と申し上げると、“いやー、すごいでしょ”という答えが。 なんだか人柄を表してるような気がして、この人ならまかせても安心という感じがしました。

 うちも板橋の大山という少しだけ外れた場所でやっていますが、悪条件でもこんないいお店があるので、見習って、こういうお店にしたいなと思いました。

 ジビエの勉強に行ったはずなんですが、魚料理のおいしさにノックアウトされてしまいました。 今度は魚尽くしのコースでお願いします。

 

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今日の素材: ひげダラ

401 正式名称はヨロイイタチウオ たぶん見たことのある方はほとんどいないんじゃないかと思います。 河岸に通い始めた十年以上前ぐらいのときに僕の憧れのフレンチの有名シェフが使ってると何かの本に書いてあって、見つけて小躍りして買った覚えがあります。

見た目はイマイチですが、ムニエルにすると旨みが強くておいしいです。 フリットなんかも結構いけます。 水分が多く柔らかい身質なんで刺身なんかはだめですが。

ひげダラなんて呼んでますが、鱈とはまったく関係がありません。 アシロ科という種類みたいです。 なんか見たこともない仲間が一杯の科です。

全然知らなかったんですが、最近魚河岸を舞台にした漫画で、昔はたらチリよりおいしい鍋になると知る人ぞ知る魚だったという話が出てました。 今度鍋にしてみよう。

今回はムニャイア、ムニエルです。 訳すと粉引き小屋風。 めったにバターを使わないセレーノですが、たっぷりのバターで、温かいお風呂に入れてあげる感じで焼いてあげます。 さっぱりさせるためにおぢかミニトマトの温かいソースを添えてみました。

 

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大鹿村に参上!

 台風一過、秋らしい空が広がりましたが皆様お元気ですか?

 セレーノでは10月恒例の“鹿”フェアーも始まり、好評のポルチーニ茸も入荷しております。 皆様、ふるってご予約くださいませ、ませ。

 またまた更新が遅いわけで、時はさかのぼって。

 九月のシルバーウィークupwardright

 シルバーウィーク、誰が名付けたんでしょうね。 飲食店なんて、そんな連休ばっかりだと商売あがったりなんですが。 仕入の関係やらで仕方なく22、23日とお休みをいただきました。

 せっかくのお休み、有意義にということで、鹿肉の仕入先である長野県の大鹿村に行ってまいりました。 セレーノがオープンしてからずっと秋、冬のお薦め食材として使わせていただいてるのですが、なかなかご挨拶にも伺えず、申し訳ないとおもっていたので、一念発起、出発!

 前回の京都に続いてと思われるかもしれませんが、仕事ですから仕事!

 民主党のおかげbleahでシルバーウィークはすごい混雑が予想されていたのですが、なかなかお休みも取れない身ですので、がんばって。

 とりあえず、新宿から高速バスで長野の松川インターまで。

 大きなバスで修学旅行みたい、なんて喜んでるのはつかの間、大渋滞です。 八王子を抜けるまですごいことになってます。 こういうときは寝るに限りますね、前日の疲れもあってぐっすり・・・ほんとに寝てるうちに松川へ。 思ったより、時間短かったですが4時間近くかかってきました。

 免許をもっていないという僕とソムリエの二人連れなんで、民宿の方に迎えに来ていただきました。

 でも、インターから大鹿村まで車で30~40分かかります。 本当に申し訳ないかぎりです。 

 想像したのと違って、おしゃれなRV車です。 そう、この方が大鹿村の鹿肉を紹介してくださった民宿“美野鹿”のご主人です。 やさしい話し方なんですが、ちょっと精悍な感じで“山の男”という雰囲気です。

390  いろいろ大鹿村や山のお話を聞きながら、車はどんどん山の奥のほうへ、うねうねと続くカーブの多い山道を、見たこともないほど大きなダムを越えて、大鹿村に到着。

 急に開けた場所に出たと思ったら、大鹿村のメインストリートです。

 「日本で最も美しい村連合」に加盟している大鹿村の役場や公園、グラウンド、ビガーハウスなどがあります。 

 とりあえず、観光案内所や特産のブルーベリーの集積所にもなっている“ビガーハウス”を見学! 今年の10月の鹿のフェアーではそれに併せて大鹿村特産のブルーベリーのデザートも作ろうという企画もあるので。

 そのあと、今回のメインの目的、鹿肉を送っていただいてる“ヘルシーミート大鹿”へ。

 大きな施設です。 ここでは大鹿村で獲れる鹿肉を一手に処理して、加工、販売してらっしゃいます。 研究所や保健所と協力して、ドイツに個体検査なんかにも出していらっしゃって、衛生面の管理も行き届いてます。

 いつも電話でお話しているE氏にご挨拶。 人がいないなと思ったら、忙しいとき以外は一人で全部の業務を解体から販売までやっていらっしゃるそう。 すごいバイタリティー、頭が下がります。 僕ももっともっとがんばって、負けないようにしないと。

 そのうえ“おい菜”という大鹿そばの店もやっていらっしゃるそう。 標高1500mのところにあってすごい眺めのレストランみたいです。 今日はシルバーウィークで忙しいのにわざわざこちらまで降りてきてくだったみたいです。 本当にお手数かけて申し訳ありません。

 処理場の中や冷蔵庫なんかを見せてもらい、残念ながら連休中なんで鹿は採れてないということでしたが、10月の鹿のフェアーのお話をして、その間の鹿肉の確保をお願いしました。 最近すごい人気らしいので心配だったんですが、快くオッケーを下さり、頑張って大鹿鹿肉を広めてよと励ましの言葉もいただいて、感謝の言葉もありません。

 次くるときは”おい菜”のほうも伺いたいです。 秋は天然の茸、春は山菜をそえたおそばがおいしいということで、楽しみです。

 その後、今夜のお宿の“美野鹿”さんへ。

396  コスモスの咲き乱れれる山間の集落の細い道を上のほうへあがっていくと到着です。 民宿ということで普通のお家を想像してたのですが、おおきな建物です。

395  宿の前には、水田もあり、ブルーベリーや野菜の畑なんかもあって、ここでとれるものを宿で出してくださるそうです。 うーん、最高の贅沢かも。

 江戸前ならぬ宿前。

388 夕飯まで一休みということで、うろうろしているとブルーベリーの樹を案内し てくださり、まだ残っている実をいただいちゃったりしました。 甘くてびっくり、いつもいただくブルーベリーは酸味のある感じですが、こうやって季節はずれの樹に残ったものはこんなに甘いなんて。 ブルーベリーのお話もいろいろ聞かせていただいて勉強になりました。

 ご主人が茸を見に行くということでお供で茸狩りへ!

 それが変わってて、車の中から茸狩り。 らくちんラクチン(笑)

 このころ雨がぜんぜん降っておらず、全然茸は生えてこなくて、それでもありそうな“からかさ茸”を探しに。

 ゆっくり車を走らせながら、木立の中を覗きます。 傘が30cmにもなる大きいものもあるそうなんで、見つかりそうなものですがなかなかありません。 そうこうしていると運転しながら見ているご主人が発見! 僕達は全然気づかず、なんでもまだ目がきのこ目になっていないそうで、ずっと探してみているときのこ目になって見つかるようになるそう。

 目がしょぱしょぱしてきた頃、ついに発見! やったーと思ったら、美野鹿のご主人に見てもらったらよく似ている毒キノコ、危ない、あぶない、あんまり向いてないのかも。

392  林の中で逃げていく鹿に遭遇したりしながら、今日の戦果はこれだけ。 この天気でなければもっとたくさん採れるそう、残念weep

 でもこのあと癖になっちゃって林を見ると、茸がなさそうな場所でも探している自分がいました。

 宿にもどって、しばらくまた寝てから夕ご飯、どれだけ寝るんだか・・・

 囲炉裏のあるお部屋で皆さんでいただきます。 素朴ですが、滋味深い料理の数々。 畑で自分で育てたものを料理する、ある意味理想の料理ですね。 身体に染み渡ります。 ヤマメのお刺身に柴漬けと塩昆布をあわせたものなんて面白い料理もあり、岩魚の塩焼きもあったりして、たくさんのお皿が並びます。 僕的にはお芋の煮たやつが一番おいしかったです。 ひと鍋食べたいぐらいcatface

 さきほどのからかさ茸はフライで、しゃくっとした食感のクセのない淡白な茸でおいしかったです。 もっといろいろ採れたらな~、次は頑張ります。 

 持ち込んだワインを飲みながら、美野鹿のご夫婦にいろいろなお話を聞かせていただきながら、夜は更けていきました。

 その夜は珍しくぐっすり、こんなに寝るなんて久しぶりの気がします。

 朝ごはん、昨日の夜もソムリエの横に寝てた猫ちゃんがまた寄ってきます。 僕には近寄ろうともしないのに。 朝ごはんは紫蘇の実を炒めた物が小鉢であって、初めて食べたのですが、それがおいしかったです。 白菜漬けも、僕はあんまり漬物とか好きじゃないんですがバクバク食べてしまいました。

 なんか、食べて寝て、食べてって感じのような、ま、休みだからいいか!

 ちょっと周りをお散歩したら、もう帰る時間です。 また松川のインターまで、送っていただいて、高速バスで。

 あんまり、大鹿村をゆっくり見る時間がなくて残念! 次は余裕を持ってこれるようになるといいな。

 お世話になった“美野鹿”のご主人と奥様、本当に有難うございます。 鹿やブルーベリーをご紹介していただいた上、いろいろとお話を聞かせていただいて有難うございます。 奥様の暖かい心のこもった手料理も本当においしかったです。 ご馳走さまでした。

 そして“ヘルシーミート大鹿”のEさん、有難うございます。 お忙しいところ、お手数をおかけしました。 次は“おい菜”さんにも伺わせていただきます。 鹿肉のほうよろしくお願いします。

 久しぶり、いい空気を吸って、リフレッシュできました。 元が田舎者なんで、そちらのほうがあってるみたい。

 実際に少しですが大鹿村の自然を感じて、山の恵みをいかに皿の上に表現するか、イメージがおぼろげながら見えてきました。

 それよりもなによりも、お会いした大鹿村の美野鹿のご主人やヘルシーミートのEさんのヴァイタリティーやエネルギー、常に上を見つめる姿勢、お話をきいていろいろ勉強になりました。

 僕ももっともっと頑張って、少しでも追いつけるよう頑張ります。

 村を見にいったはずが、人に刺激を受けて帰ってきたという感じです。 いろいろとありがとうございました。

 今回の秋のジビエフェアーですこしでもお客様に大鹿村のことを知っていただけたらと思います。  

  

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京都に参上! Part.2

 相変わらず、更新遅いんで、この話は9月6日の話です。

 京都一日目を満喫した僕でしたが、二日目は父がお昼で帰るということで夜は、王将か天下一かな(どちらも京都発だって知ってました?)と思っておりましたが、心優しい父上のカンパにより、夜もどうにかお店にいけました。 ラッキー!

 とりあえず朝から。 宿泊先のホテルで朝食。 京都なんで茶粥を選んで。 期待してなかったんですがおいしいです。 添えてある、よくある朝の定番物もそれなりに。 さすが高級ホテル。 茶粥は想像よりお茶の味はあんまりしないなと思ったら、緑茶じゃなくてほうじ茶で作るものなんですね、まだまだ勉強不足。

 お昼まで観光ということで、京都市博物館に行こうとしたら改装中、残念。 三千院と東寺をみて、駅に戻ってきました。 

 着いたときもビックリしたんですが、本当に大きな空間を贅沢に使ってあるすごいデザインです。 できた当初は京都にあっている、あってないで物議をかもしたみたいですが、なかなか見ごたえがあります。 父が働いていた建設会社も工事にかかわったという事で2度びっくり!

 とりあえず、お土産を買う場所を教えてもらって、京都で一番人気という“阿闍梨餅”をゲット。 たまたま並んでなかったんで。 くるっと一周して戻ってきたときは長蛇の列だったんでラッキーでした。

 お昼は駅近くということで、駅ビルの上で。 近々発売されるミシュラン京都、大阪版で三ツ星と噂される“和久傳”さんのディフュージョン店の京都和久傳へ。

 11階という高さを生かして、京都市内を一望できる窓に向かってカウンターがあります。 東京じゃ考えられないですが、条例で高いビルがない京都なんでほんとにすごい景色、一見の価値あり。

 残念ながら予約してなかったんで、板場の前のカウンターへ。 いろいろ見れるんで僕にとってはこちらのほうが。

 最初に竹筒からどうぞと注がれて日本酒を、ビックリしましたがここのスタイルらしいです。

 一皿目が秋刀魚のお刺身、お造りが最初っていうのも定番みたいです。 京都でも秋刀魚のお刺身、当たり前になってるんですね~ 鱧と舞茸の御椀、天麩羅、揚げなすに松茸の餡をかけたもの、 焼き鱧と冬瓜の煮物、鯛味噌茶漬け、無花果のコンポートとよどみなく出てきました。

リーズナブルなお値段で駅ビルの中なんで、それなりなんですが、やっぱりお椀のお出汁はおいしいです。 これだけでも満足。 おもたせとしても有名な鯛味噌茶は赤味噌をつかってて、あんまり得意な味でなくて残念。 鯛黒飯か白ご飯と鰻も選べたんでそっちが良かったかも。

 いや~ 入れ替わり立ち替り、すごいお客様の数です。 広々としたオープンキッチンですが、これだけお客様いらっしゃるとすごいですね。 いったい一日何人いらっしゃるんでしょうか。 うらやましい。 でもつらそう。

 お腹が満たされたところで、展望台に行ってみると11階から下まで階段状になってます。すごい無駄というか贅沢なデザイン。 本当は歩いて降りてみたかったんですが、明日も仕事ですから、エスカレーターで。

 お世話になった父と別れて、とりあえず昨日もちょっとだけ見た京の台所を見に、錦市場へ。 

 お土産の漬物(自分にですが)をかって、京野菜の店や、包丁屋さん、魚屋さんなどをじっくり見て。 想像してたより、狭いんでびっくり、もっと大きいのを想像してたんで、鱧の焼いたやつとか買って、食べながら歩こうと思ってたんですがそんな感じではないです。

 うろうろして昨日も気になった木屋町のほうへ。 高瀬川の流れ、といっても本当に水は少ないんですが、うろうろしてたら、東京のイタリアンの有名なシェフと一つ星のフレンチの某シェフが連れ立って歩いてらっしゃいます。 食べ歩きにでも来てるのかなと思いながら、橋のたもとに腰掛けて、買ったガイドブックとにらめっこです。

 日曜日なんで和食屋さんはほとんどお休みです。 開いてる中で、ダメもとで有名なお店に電話してみると、一人なんで無理かなって思ってましたが予約取れました。

384  立派な入り口の京料理“あと村”さんの本店です。 入り口からして、僕なんかが入っていいのか、なんてビクビクしながら。

 大きなカウンターに通されます。 暑い中うろうろしていたのでとりあえずビールを。 

 板の上に乗せられた八寸が出てきます。 シンプルで可愛い感じです。 ここでも飯蒸しが。 季節柄なのか?

 お椀はびっくり、緑色をしています。 鱧とモロヘイヤのお椀。 ダシのお味を邪魔しないぐらいモロヘイヤの緑が香るくらいでくせやとろみはあんまりなく、青寄せでもしてるのかな。 おもしろいし、しっかりとしたお味でおいしいです。

 お造りは、鱧のおとしとヨコワ、鱧は僕の来るのに併せて、骨きりして、氷水にさらしてたみたいです。 その後の人の流れを見てたら、解りました。

 ご主人のお話では韓国産の鱧だそう。 韓国産のほうが状態もいいし、皮が薄いのでおいしいとのこと。 賛否両論あるみたいですが、初心者の僕にはくせもなくてすごくおいしかったです。 鱧っておいしいんだと京都に来て分かりました。 あ、でも僕の技術じゃ骨きり無理だな。 こちらでも結構若目のかたが骨きりしてるのを見させていただきましたが、そのリズム感と動きに魅入ってしまいました。

 次にスペシャリテの加茂茄子の生うにがけです。 油焼きにした加茂茄子に雲丹がたっぷり、それに生醤油がかかっているだけというシンプルな一品。 茄子ってうにとあうんですね。
これは文句なしにおいしい。 この相性は覚えておこう。

 鮎の塩焼き。 琵琶湖の鮎です。 昨日は食感をポイントにして揚がったみたいに香ばしい鮎をいただきましたがこちらはどちらかというとオーソドックスな感じ。 しかし、わたのほのかな苦みや鮎の香りがしっかりして、甲乙つけ難いですが、僕はこちらのほうが好きです。 柔らかいので頭から全部いただけます。

 スペシャリテ第2段、トウモロコシのかき揚げ、居酒屋にもありそうなメニューですが、全然違います。 生のトウモロコシの食感と、つながるだけぎりぎりの衣の薄さ、見た目シンプルですがおいしいです。 なんでも、揚げたときにはぜないようにトウモロコシ一粒一粒に針うちしているそうです。 気の遠くなる作業です。 でもそれがあってのおいしさか。 見えないところに手をかけて、見た目はシンプルに。 勉強になりました。

 ここで食べたかった鱧寿司が。 錦市場に売ってるかなと思ったんですが、見つけられなくて。 鱧って付け焼きにすると鰻よりはあっさりした感じですが、おいしいですね。

 茶碗蒸し 具が入っていないそこに梅が忍ばせてあるだけのもの。 力強い料理が続いたんでなんだかほっとします。

 食事はイクラ、しゃけごはん。 親子丼? こういうお店で食べるのは面白いですね。

 水菓子でメロンが出て、今日はおしまい。

 京料理というイメージよりどちらかというとしっかりした味付けですが、懐石料理はお酒を飲みながら食べることを考えているので、正解なのかも。

 緩急つけた料理の流れと大胆な素材使いは勉強になりました。

 気さくなご主人が声をかけてくださり、いろいろお話できて楽しかったです。 伺ったところによると東京にも支店があって、たまにいらっしゃるそうです。 行こうとおもったら、こちらは日曜休み残念weep

 振り返ってこうやって書いてると、京都また行きたくなってしまいました。 東京で同じものを食べようと思うといったいいくら出せばって感じですし。

 ちょうどいった日もよく、鮎、鱧、松茸と夏と秋の料理が一度に楽しめました。

 いろいろと勉強になりました。 誘ってくれた父上に本当に感謝です。 またよろしくお願いします。 あくまで他力本願な感じですが。 

 もうかったら週末、京都に日帰りで食べ歩きなんていいかも。 そんな日はうちの店には来ないような気が・・・crying

 おいしいもの食べると自分も負けてられないと感じます。 皆様にもっと今まで以上に、いい料理をお出しできるよう頑張っていきます。

 

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今日の料理: イタリア産 ポルチーニ茸のソテー エシャロット風味

セレーノを始めてから、ポルチーニは手を出してなかったんですが。 京都で松茸食べてやっぱりおいしいなと思って、国産の松茸は手がまったく出ませんが、ポルチーニなら背伸びすれば使えるかなって。

勇気をだして取ってみました。 幸いお客様のお蔭でとってすぐに完売ということで、ほっと胸を撫で下ろしました。

だんだん高くなっちゃって、今すごい値段なんで、その上、ちょっと田舎のセレーノでは送料やコレクト代もかかるし(泣)

がんばって、サービス価格で出しているんですが、それでも前菜なのにセコンドとほぼ同じ値段。 余ったら自分で食べるしかないっておもってたのですが、好評で、続けて来ていただいて、5皿のポルチーニ料理を食べてくださったお客様も。 有難い限りです。

あんまり状態がよくないと噂で聞いていたのですが、高いものをとっているせいか、ビックリするほどよかったです。 特に三回目のやつは僕も見たことないほど、しっかりしたまま肉厚で。 だいたいポルチーニは大きいとグシャって感じのやつ多いんですが、虫食いもなく、湿りすぎてもなく、本当にいいものでした。

料理はソテーとトルティーノ、パスタ、リゾットとやっているんですが、まずはシンプルにこれをお薦めしています。

傘の部分と軸の部分は食感が違うんで分けて、そうしたほうが火も入れやすいですし、軸の部分は繊維と平行に食感をのこして厚めにスライス、傘の部分は三つか四つに切り分けて。

ポルチーニはなんといっても油との相性がいいです。 オリーブオイルを少しずつ足しながらこんがりソテーしていきます。 鍋はあおらないで、トングで返してやりながら、しっかり焼き色が着いたら、火から外して、エシャロットのみじん切りとバターをあえたものを加え、余熱で和えます。

バターは風味付け、エシャロットは旨みをプラスという意味もあるのですが、それ以上に、フライパンに焼きついた旨みを溶かして、ポルチーニにまとわせる役目もあります。

オーソドックスですがポルチーニを一番堪能できる料理だと思います。

 傘の部分の香りとなんともいえない柔らかな食感、軸の部分のフレッシュなしゃきしゃきした口当たり、この時期だけしか味わうことのできない秋の味覚をお楽しみ下さい。

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京都に参上! Part1.

 そうだ京都に行こう!

 あのCM見てると行きたくなりますよね。 それでこの前の5、6と京都に行ってきました。

 まあ、現実はそんなんじゃなく、父上様に誘っていただいて、たまたまソムリエが5日の土曜日、所属しているサンバチームみたいな名前の団体の発表会ということでこの日ならとわがままを聞いてもらって。

 けっこうまえから、うちの父は京都に一人旅していて、今度はお前もどう?みたいに誘われてたりしてたんですが貧乏暇なしということで、なかなか実現せず・・・weep

 今回やっとタイミングがあって、夢がかないました。

 憧れてたんですよね、勉強のため京都で食べ歩きするの。 月に一回は行って、勉強させていただいてます的なshine

 これも、誘っていただいた父上様に感謝せねばhappy02

 5日とりあえず、ランチに間に合うように、疲れた身体を引きずりながら東京駅へ。

 汽車の旅と言えば、駅弁。 着いたらすぐランチとはいえ、朝ご飯代わりに。 いろいろ目移りして、30分くらい悩んでゲット!

 これからいく京都と対比ということで老舗の味「東京弁当」

369

 今半の牛肉たけのこ、魚久の粕漬け、青木の卵焼き、大増の野菜のうま煮と東京を代表する味が一同に!

 品川まで我慢して、ランチにはお腹がすくように早めにいただきました。

          やっぱり、旅は駅弁ですよね~ 370

さて、京都に着きました。 父と挨拶もそこそこに、一軒目へ!

 毎日和食もどうかということで、“イル ギオットーネ クチネリア”へ。

 本当は、本店行きたかったんですが、シェフが海外のフェアでお休みということでここに。

 高級料亭が並ぶとおりに、ちょっと解りづらい感じですが並んでます。

 そんなに大きくないですが、キレイなお店です。 ランチということもあってか、女性のお客様ばっかり。

 料理は洗練されたイタリアンという感じで、すんなり食べれる感じです。 ワインリストのワイン全部デカンターでハーフにしていただけるのにはびっくり。 特に印象に残ったのはなぜかフォカッチャ、かなりフワフワですがおいしかったです。 料理はもう少し京野菜とか使っているのかなって思ってたんですが、ランチだからか、リーズナブルな支店だからか、あまりそいうこともなくちょっと残念! 今度は本店に是非!

 その辺をぶらぶらしてホテルへ。 先斗町の細い通りで父のよく行くというお店を眺めてたら息子さんがあいさつにでていらっしゃってビックリ! すぐ近くにもう一軒出されたということでかなり人気なのでしょう。 メニューを見たら、素材の割りに安い、これは流行るわけです。

 その上、よくよく聞いたら一年に一度ぐらい行くだけで、孫が生まれてから最近三年ほど行ってないにもかかわらづ顔覚えてらっしゃったそう。 同業者として頭が下がります。 ここにも繁盛の秘密がwink

そのあと、ちょっとは観光しなきゃということで二条城へ。

 ガイドつきなんで安心! 父は若い頃、三年ほど京都で暮らしたこともあり、歴史も趣味なんでガイドに適任! ラクチン、ラクチンbleah

しっかし、京都は暑い! ほんと、盆地って一種違った暑さがあります。 日陰に入ると急に涼しくなるんですが、なんか日焼けしそうです。

 そのあと、一休みして、次のお店へ。

 夜は“和ごころ 泉”さんへ。 ここは、All aboutの関西食べ歩きの方のレヴューで拝見して、まだ若い店主の方ですが、新進気鋭のお店です。

 東京のレストランにありそうなビルの一階の奥まった場所です。

 残念ながらカウンターはなく、席数も4卓ぐらいと小さなお店。 しかし、それに惑わされてはいけません。 ここは京都。 すごい料理が出てきます。

 最初にすっきりとした梅酒。 アンティークのかわいいグラスで。 そのあとのビールもアンティークのグラス。 日本酒のぐい飲みは人間国宝の品と細かいところにもこだわりが。

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まずは、先附。 天麩羅のように芯の部分がレアの巻き海老と焼き茄子の博多蒸し。 茄子とウニ、白ズイキが重ねて蒸してあり。 黄身もとみたいなソースとジュレが添えてあります。 要素の多い複雑な構成ですが、すっきりまとまっていて、最初から料理人の腕の確かさがわかるような一品でした。

ちなみに、器は何代目かの柿右衛門とのこと。 後で聞いてびっくりcoldsweats01

 次は花形の椀物、写真はありません。なぜかというと料理を取る前にあまりにおいしそうなんで手をつけてしまって、食べかけの写真を載せるわけにもいかず・・・

 椀物は蒸しあわびと冬瓜でした。 かなり分厚く、噛み切るのに骨が折れるほど、贅沢。 薬味におろし生姜、お出汁にはあわびの蒸し汁でも入っているのでしょうか、ちょっと白っぽい感じです。 癒されるような料理ですね。 滋味とでもいうんでしょうか、身体に染み渡っていくおいしさです。

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 お造りは秋刀魚のたたき、しびマグロ、焼き霜にした金目鯛、
和牛のミスジ、あしらいに丸くくりぬいたパプリカです。

 秋刀魚も皮の部分をさっと炙るだけで香りがついて、切れ味が出ますね。 さっそく帰ったらやってみよう。

 しびもとろけるような脂のノリ。 一口大なのが残念。 ゲランドの塩とたまり醤油、わさび、お好みでということ。 こんなところにもゲランドの塩が進出中!

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374 蒸し物は茶碗蒸し、真ん中は蓮根餅、ほっこりしたあじわいです。 可愛い器、こちらも違う代の柿右衛門ということ、女将さんとお話した際、佐世保出身で有田が近い話をしてたせいでしょうか。

377 八寸は秋の装い。小さなすすきが飾ってあります。

 甘鯛の飯蒸し、シャラン鴨のロース、イチジクと生ハム、半熟卵、卵カステラ、栗甘露煮、苦瓜の味噌炊きです。

 和食では珍しいシャラン産の鴨や、いちじくにゴマだれをかけたものに生ハムが入ってたりと、キチンとした料理の中に新しいものも垣間見えます。

 ネットで評判の長時間かけて焼かれるというスペシャリテの卵カステラ、しっかりしたお味で、もっとたくさん食べたいなと思わせる後を引く味です。

 ひとつひとつが見た目はシンプルですが手の込んだ料理。 盛り付けもキレイで勉強になります。

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 焼き物は鮎です。 小ぶりですが、琵琶湖の天然物は大きくならないそうです。 なんでも、流れも強くないし、急に深くなるので餌になるコケが少なかったり、いろいろな原因で小さいまま大人になるそうです。

 遠火の炭火で40分以上もかけて焼かれる鮎は揚げたような食感で、頭からさっくり食べれます。 ひれも広がった形のまま、飾り塩をせず、こげることもなく焼いてあり、おいしいです。 やっぱり鮎は天然物ですね~ 蓼酢も添えてあるんですが、すっきりとした軽いもの。 つけるとまた一味ちがうおいしさが。 

 簗場を模した盛り付けで泳いでいるような盛り付け、こういう遊び心も料理を盛り上げます。

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 こちらは酢の物、あれ強肴になるのかな。 ひし蟹(こっちでいう渡り蟹)とモズク。 蟹の卵と天に銀杏があしらってあります。

 もずくしゃきしゃきしてすごく細くて、いつも食べてる安いのと別物! 口の中がさっぱりして、口直しという感じでしょうか。

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 炊き合わせは鱧と松茸、玉ねぎ。 今年初の松茸と鱧です。 いやぁ、はもっておいしいんですね。 脂がのってるのにさっぱりした感じで。 よく鱧は京都で食べないとわからないとはこのことかと思いました。 

 松茸もまだ早いはずなのですが大振りで、しゃっきりしてておいしいです。 このレヴェルを食べてしまうと完全に完敗という感じです。 帰ったら、ポルチーニで対抗しよう。 なぜか玉ねぎという感じですが、ダシをすった甘みが鱧と松茸のいい橋渡しになってます。 京料理と想像するよりこっくりとした味わいですがおいしさでノックアウトされてしまいました。

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 〆の食事は大きな土鍋で炊かれた干し貝柱とミョウガの炊き込みご飯です。 けっこうすごい量です。 食べ切れなかったら、おにぎりにして持たせてくれるとのこと、父のぶんも三杯ぐらいお替りしましたが、さすがに残りました。 干し貝柱の旨みとミョウガの香りで薄味ですが、調和の取れたおいしさ。

 赤だしがつくんですが、それのおいしさにびっくり! いままで食べてたものはなんだったのか。 香ばしい赤味噌の香りと酸味、お替りしたいぐらいです。

 デザートはブランマンジェと梨、ジュレがすこしかかってます。 ごめんなさい写真ありません。 和食でブランマンジェなんて面白いです。

383 その後更に、薄茶とさつまいもの羊羹、いたれりつくせりです。最後に薄茶っていうのはさっぱりとしていいものですね。 グラッパより健康的bleah

 さつまいもの羊羹もすっきりとした甘みで父のぶんもいただいちゃいました。

 いやぁ、すごいお料理でした。 器も評判どおりすばらしい。 京都一回目の和食がここなんて贅沢すぎ! 緩急のある料理の流れと、ピンポイントの素材使い、魅せる盛り付けとほっこりするようなシンプルな皿の対比などいろいろ勉強させていただきました。

 いやぁー、京都ってすばらしい。 まだまだ一日目、次はまた次回!

 

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銀座に参上!

 またまた、ご無沙汰してすいません。 夏のDMやメニューを考えているうちに・・・ と言い訳してみたところでcoldsweats01 

 潜伏期間中、まきもの屋さんからニューフェイスの野菜が届いたり、マスターK氏に高田馬場でお寿司の楽しみ方を教えていただいたり、いろいろあったんですが。

 先週の日曜日、銀座に行ってまいりました。 似合わないという声が聞こえてきそうですが、まったくその通りです。

  一応、浮かないように少しいい格好をしていったら、大変なアクシデントが!

 大事に大事にしまってた一張羅の靴が歩いてたら壊れ、底が割れてるではないですか。

 ソムリエは大笑いして、大いに楽しんでたようですが、僕は真っ青shock

 銀座で靴を買うなんて、そんなだいそれたこと。 結局、どうしようもなくてデパートに駆け込み、一番安い革靴を、手痛い出費です。

 話があらぬ方向にいっていますが、今日の目的は憧れのミシュラン一つ星のフレンチ“N”さんに伺うことです。 

 憧れというのは、いつもここのシェフが書いてらっしゃるブログをみて、カッコいいな~といつも感嘆しているからです。

 うーん、何かが違う。 何が違うのか確かめるために銀座へ。

 大通りから少し入って、地下のお店です。 ただでさえ、テンションあがってるところに、入り口にすごいワインの瓶が飾ってあります。 

 扉をくぐると、シェフ自ら迎えてくださいました。 うーん、斬新なデザインのコックコートで、すらりとした長身、うーん、この時点でマダムはイチコロかもしれません。

 お店は赤と黒を基調としたモダンな感じ、想像より広くなく、席数は少ないですが、席の間隔が広く取ってあり、可動式のパーテーションで区切って、ゆったりとした感じがします。

 テーブルに着くと、ウェルカムプレートがクラッシクな花の図柄でお出迎えです。 それぞれ違うもの。 うちも使っている深川の皿。 使いにくいと噂のウェーブ状のカトラリーと組み合わせると斬新です。 ちなみに、実際につかってみるとさほど気になりませんでした。

 靴のアクシデントのせいで30分、予約の時間を遅らしていただいたので、時間余って、エノテカでスパークリング10種テイスティングをやってきたので、とりあえず、白のグラスワインを。

 ブルゴーニュのシャルドネ、名前は聞き取れなかったんですが、かなりおいしいです。 あんまりシャルドネが好きじゃない僕でもおいしい。 これはと思いましたが、やはりそれなりのお値段(うちの店の一番高いグラスワインより少し高いぐらい) まあ、銀座で一つ星ですから。 

 軽くお料理の流れの説明を聞いて、アミューズです。

 瀬戸内の蛸とスパイス風味のジュレ。 柔らかく煮込まれた蛸にその煮たジュにスパイスを加えてジュレにしたものが添えてあります。 けっこうスパイスが効いた感じでインパクトのあるアミューズ、最近良くあるレンゲのような白いスプーン状の陶器の器に入っています。

 ワインリストをいただいて、僕はフランスワインはからっきしなんで、うちのソムリエにおまかせで。 

 同じぐらいの値段でシャサーヌ・モンラッシェとムルソー。 どちらがお料理にあいますかとお聞きしたら、シェフと相談してまいりますとのこと。 若くて頼りない感じのホールの方ですが、好感が持てます。

 ここでシェフの登場! ムルソーのほうがよろしいとのこと。 シェフ自らサーブしてくださいます。

 Meursault Perrieres '98/ Arbert Grivault

 なかなか熟成した白ワインを飲むことめったにないんで、グラスにそそがれたとたんその蜂蜜のような色に感激! 熟成しているせいか、ムルソーの癖もそれほど感じられず、それでいてヴォリュームのある感じ、蜜っぽい甘みとかすかに残るスパイシーさがキレを感じさせ、余韻の長いワインです。

 このワインに合わせるということはお肉はまあ別として、力強い魚料理なんだろうなと期待が膨らみます。

 一皿目の前菜はムール貝にソルダムのソースをあわせた物、ソルダムと聞いたとたんにフルーツの甘さを想像してたんですが、食べてびっくり、梅干の味に似ています。 ムールの癖をおさえていて、これはこれでありの組み合わせかも。 作り方聞きたかったのですが、緊張しちゃっ、聞けませんでした。

 二皿目の前菜は、岩牡蠣のカペッリーニ。 殻ごとどーんと出てきます。 これが一番インパクトのあるおいしさでした。カペッリーニはバジルのピュレであえてあって、そのうえに岩牡蠣とジュレ、コンソメと岩牡蠣のジュースをあわせたものがのっています。

 岩牡蠣のクリーミーさとうまみが全体を包み込み、ジュレのミネラル感がカペッリーニとの間を繋いで、バジルが清涼感を。 それぞれのバランスがきちっと構成されたフランス料理です。 名前だけだとイタリアンですが・・

 ワインとの相性も抜群! 逆にワインなしでは本当のおいしさは出てこないかもぐらいの感じです。 

 魚料理は石ガレイのグリエ サザエのソース。 高級魚です。 しっかりグリエされた皮の部分とサザエのソースの相性が抜群です。 アクセント的に添えられたバフンウニのおいしさも一役買ってます。 タダ残念なことにサフランが… 御免なさい。 あんまり、得意じゃないんです。 おいしいんですが。 サザエの旨みでなんとか。

 ここで口直しに大葉のソルベです。 想像してた鋭角的な味とはまったく違う、香りはしっかりしているのですが、やわらかいお味です。 甘みとしてバナナを加えてるとのこと。 言われないとわかりません。 取り合わせの妙でしょうか。

 肉料理は仔羊のローストです。 ベストの火入れとしっかりした仔羊のジュのソース。 技術の確かさが伺えます。 変化球がおおかった最後にど真ん中ストレート、って感じで素直においしいです。

 デザートはトマトのテリーヌ仕立てとトマトのジェラート。 夏らしい感じです。

 いやー おいしかったです。 もっと和っぽいフレンチを想像してたのですが、今回たまたまなのか、アクセント的なものだけでしっかりとしたフランス料理でした。

 ワインのおいしさとあいまって久しぶり大満足でした。

 そして、シェフのかっこよさ! 少し、トラットリアのセレーノとはいえ見習わなくては! 素材の違いはどうしようも ないですが、努力でweep

最後に少しお話しして、その話のされかたとお見送りしてくださったときのお辞儀の深さにまたさらにカッコいいなぁって思いました。 楽しい時間を有難うございました。

  食後に少しお酒でもと思って、お客様に聞いたバーを覗いたら休み。 他に銀座にあてがあるわけもなくグダグダで。

 明日から、また気合入れて頑張ります。

 

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今日の料理: 厚岸産 秋刀魚のスモーク ワタのソースを添えて

 まだ7月ですから、早いんですが、ちょっとこっちの天候悪くて魚ネタ少ないし、値段は少しはりますがサンマいいやつあったんで。

 北海道のサンマは、脂のノリがすごくてまた違うものです。 こんだけ刺身が流行ったのもこれだからっていうのもあるかも。 昔は、北海道のほうから回遊してきて、秋に銚子辺りで脂が少し落ちて、しまってきたのが最高といってましたから。

 サンマはやっぱ一匹丸ごとワタつけたまま塩焼きに大根おろし、スダチが最高です。

 それじゃイタリアンにならないので、こんな形に。

 スモークといっても、軽くマリネして脱水した後に短時間でスモーク。 脂落ちすぎないように。 ワタとシャケでいうハラスの部分をオリーブオイルでいためて、白ワインを注いで、裏ごして、ソースに。

 作ってると、やっぱり塩焼き食べたくなります。

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新宿参上! 新生 煮炊きや 楽太朗へ

 もう一ヶ月ほど前の話ですが、さかのぼって…

 3月と言えば、僕の生誕祭なわけですが、ま、仕事なんで、たまたまいらっしゃってたセレーノの鉄人様と乾杯していただいたわけですがcatface

 去年も祝っていただいたS夫妻からまた今年もというお話で、昨年はマスターK楽太朗さんでやったわけですが、新しくなってなかなか機会をはずしてて、最初に生ハム切りに行ったぐらいでそのあとお客としてうかがってなかったので、今年も楽太朗ではということで。

 やってまいりました新宿! なんか久しぶりくると人の圧力に圧倒される感じですね~

 基本田舎もんなんで。

 改装しておしゃれになりすぎて入りにくくなった入り口を発見!

 降りていくと、もうお客様で満杯です! マスターもうかってまんなlovely

 セレーノにもおいでいただいてる料理長のAさんがお店のカウンターの真ん中にたってらっしゃいます。

 いつもの私服のときと違って、落ち着いた威厳のアル感じです。 にじみでる柔らかなやさしい感じは一緒ですけど。

 コースで頼んでたのでとりあえず、ビールで乾杯! お通しがでてまいりました。

 何じゃこりゃup 最初っから先制パンチ! 初鰹と殻つき生トリ貝のお刺身です。

 殻つきトリ貝、セレーノでも一度やったんですが出し方が難しく、結局ほとんどはお客様にサービスで出しましたweep

 最初にお造りとはおもしろいですが、ありかも。

 今回、コンセプトは煮炊きやということで、新しいスタイルのおでんならぬ煮炊きものを中心にすえたお店ということです。

 マスターKの話しを聞かせていただいてたときは、相変わらず壮大な話すぎて、あんまり理解できなかったのですが、目の前に展開されるいままでのスタイルと違うコースの流れに目を奪われました。

 上品なお出汁で新鮮なお魚のつみれやレアーな鶏のつみれ、さっと煮たお野菜や、手の込んだ椀だねと、おでんと一線を画すお料理が次々と出てきて、前の楽太朗の人気メニューの宮崎地鶏モモ肉のたたき、地鶏白レバーの瞬間燻製、茄子ソーメンと嬉しい限りの構成。

 最後に締めとしてお寿司、それも一ひねりして手綱寿司も盛り合わせてあり、最後の締めまでサプライズが。

 いやー、おいしかったです。 なかなか煮炊き物って食べる機会、そんなにないですから。

 お店の雰囲気もけっこう派手な感じを前回伺った時は感じたのですが、こうやってお客様が入って、客席のほうから見ると落ち着いた感じで、よほど空間の取り方がうまいのか、実際より広く感じます。 マスターKの人脈でいいデザイナーさんがはいったとのこと、さすがです。

 前の楽太朗とはかなり雰囲気が違います。 心なしかお客様の層も。

 カウンターの真ん中にいらっしゃる料理長のAさんを中心として、やさしいおだやかな雰囲気が感じられます。 それがお店の空気となっていい感じです。

 いろいろ勉強させていただきました。 また、機会をみて伺います。 新宿の人ごみに負けないようにbearing

S夫妻さま、どうもありがとうございます。 こんなしがない僕の誕生日を一緒に祝っていただいて、また来年も、楽太朗で!





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今日の料理: チーマ ディ ラーパとサルデーニャ産 カラスミの手打ちタリエリーニ

てっきり春の野菜と思ってたチーマ ディ ラーパは本当は秋から冬にかけての冬野菜とのこと。

そういえば昔読んだ本に書いてあった! じゃあ、結構有名なあの本とあの本は間違いだ~

ちゃんと確認しないと。

まきもの屋さんから送られてくるこれは独特の味。 菜の花とぜんぜん違うんで。 いままで使ってたブロコレッティとかとも違うし、是非食べてみてください。

オレキエッテが定番なんですが、長く茹でて穂先が煮とけるくらいがこれおいしいんでやってみると、少し細めのロングパスタにからまる感じがすごいおいしいです。

ということで、タリエリーニで、少し細めのタリアッテレ(解釈はいろいろありますが)

カラスミは塩味とアクセントと旨みの補助の役割。 チーマ ディ ラーパだけでもおいしいんですがちょっと変化をつけて。 このサルデーニャ産はカラスミとして考えるとイマイチなんですが、香りも味もやさしい分、いろいろ用途が広いです。 

これならチーマ ディ ラーパの香りがなくなってしまうことはありません。

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桜台に参上!

 オープン記念日、28日の翌日の定休日、まったく言うことを聞かない身体をひきずり、桜台へ。

 ソムリエのお仲間でワインの輸入会社をやってらっしゃるWさんから知り合いの牛肉の生産者の方とお米の生産者が東京にいらっしゃるので、ご紹介しますからとのお誘いを受け、桜台へ

 セレーノのある大山から結構近いんですが、電車だと池袋に戻って西武池袋線。 このへんの私鉄、使いにくいです。

 本日のお店は“格之進TOKYO”さんです。 焼き肉屋さんらしからぬ名前、~門とか~園とかカタカナのお店とかが普通ですもんね~  

 桜台は自転車で道に迷った(またかよって声が・・・)ときにウロウロしたのですが、そんな名前の店見なかったような。

 案内していただいてびっくり、駅すぐ近くの裏通りのところです。 それに店の構えもレストランみたい、白い漆喰風の壁で、メニュー見なければ焼き肉屋さんなんて絶対気づかず通り過ぎると思います。

 なかも普通のレストランみたい、違うのはネタケースに控える大きな牛肉のかたまりと、テーブルの無煙ロースターぐらい。

 モダン(死語?)なお店です。

 お米の生産者のかたは先にいらしゃってて、いろいろお話をききながら、料理はロースコースでということで。

 山形の米沢でお米作りをなさっているかたで、お米の鑑定コンクールでも6年連続入賞してらっしゃってて、かなりこだわったお米造りをされてるそう。

 ただの農民なんて自己紹介なさいましたが、いや~すごいです!

 9代続く農家(いったい何百年?)だそうです。 かなり博識なかたでワインについてもお詳しく、葡萄の木のようにある程度、密生させて稲もつくると丈夫な苗ができることや、一つの苗につく稲穂の量が少ないほうがやはりお米もおいしいので、そういう苗を選ぶこと、水や田んぼの土のつくりかた、肥料の具合、いろいろなお話を分かりやすく聞かせてくださって、おもしろかったです。

 やはりこだわってものを造ってる方は熱いですね! お話についつい引き込まれました。

 その限定生産なさっているお米をプレゼントしていただいて、次の日食べてみました。

 お話されてた通り、上品な甘みのあるふんわりした水分の含有量の多いお米です。 鑑定会に入賞するお米はほとんどがインパクトの強いパワフルリッチなお米が多いそうですが、こちらはお米本来のおいしさを追究してらっしゃるそうで、めずらしいとのこと。

 僕は実はお米の炊いた香りというのが余り得意ではないんですが、このお米にはその嫌な香りがなく、口に含むとスーッと入っていく感じでたくさん食べれます。

 その日の朝、ちょうどテレビで農業政策の話を見てて、これからの米政策のありかたみたいな討論の中で、日本のお米の消費量が落ちているのは、欧米化が進んだ食生活の変化のせいだけではなく、お米自体の味が落ちているのではないかという話がでてました。

 減反政策や政府がお米を完全管理することでお米農家のやる気をそいで、おいしさよりも効率や利益中心の農業になってないかとの問題提起でした。

 もしこの米沢の9代目の方がつくられてるみたいなお米がもっと増えれば、確かにもっと消費量が増えそうです。 炊いた白いご飯、それ自身がごちそうです。 (しかし、完全に採算度外視で、このお米は造ればつくるほど儲からないって言ってらっしゃいましたが)

 あとこのお米には若返りの効果があるみたいです。 9代目の方のお年をお聞きしたのですがどう見ても少なくても10歳は若い、きっとこのお米に秘密が…

 あ、また話が違うほうへ。 今日は牛肉のお話でした。

 最初にサラダやナムルがでてきて、いよいよお肉の登場です。

 あれ、僕ら焼き肉頼んだんですけどっていいそうな厚切りのステーキが生でcoldsweats02登場しました。 よく見たら切れ目が・・・ ふつうの焼き肉屋さんででてくる特上ロースか? それにしたって厚すぎる。 いつも安いお肉しか食べない僕はびっくり!

 きれいなサシが入っている見るからに柔らかそうなお肉です。 これが3800円のコースの肉? いくら牧場直営とはいえ、破格値です。

 なんだかんだいって和牛おいしいです。 しかも脂がスーと溶けるよな感じで、口の中がベタベタするような感じがまったくしません。 キレイな脂とでもいったらいいのでしょうか、いくらでも食べれる感じ。(周りの方が引かないようにこの日は自重しましたがhappy02)

 つぎ出てきたのはサンカクです。 うで肉の部位なんですがまたも厚切り、うーんやわらかくておいしいです。 ロースより肉本来の味がして、こっちのほうが好きかも。

 年齢層が高い僕らのテーブルは、2種類あるタレよりわさび醤油や塩のほうが人気でした。

 追加で頼んだレバ刺しの登場です。 珍しいのが極薄切りなんです。 鮮度の良さはもちろんのことながら、とろけるような舌触り。 そのための薄切りでしょうか。

 野菜焼き、モモ肉(こちらは薄切りです) モモの部分は赤身のお肉、お肉自体の味がしっかりしてまた違うおいしさです。

 このへんでこのお店のオーナーでもあり、岩手間崎丑の生産者でもあるCさんの登場です。

 一通り自己紹介をして、軽く門崎丑についてお話してくださって、「僕が焼きましょうか」とひとこと。

 腕まくりをして、肉と真剣勝負です。 「肉に命かけてます」とおっしゃるとおり、気合が違います。

 肉を丸く円形に並べて、ロースターの火の当たりを均等にするために肉を動かすのではなく、網をまわしていらっしゃいます。 名付けて“網回し”!(商標登録でもしようかなcatface)

 焼き方は肉の表面をあまり色づけないように、脂が肉にまわってきてふわっとする一瞬をとらえる感じです。 こう書くと簡単そうですが、すごい集中力が必要です。 肉用のトングで触って、焼け具合を確認するという神業も必要ですし・・・

 そのあときたホルモンは溶ける脂を玉ねぎに塗りつけながら一緒に焼いて、玉ねぎもおいしくなるし、脂が落ちて火がつくこともなく一石二鳥という技をみせてもらい、ロースの脂のお刺身をいただき、ラルドのような口解けのよさと旨みに驚き、Cさんお薦めの“ミスジ(アマミスジ)”はやわらかいお肉で脂の旨みではなく、肉本来の赤身のおいしさを味わえ、完全に脱帽、いろいろ貴重な体験をさせていただきました。

 合間合間に門崎丑のことについていろいろ説明していただき、そのこだわり具合と牛肉全体に対する知識の広さに正直驚きました。 噂程度しか聞いたことのない話もこれはこうなんですときちんと説明していただいて、大分理解が深まったような気もします。 

 その上、テーブルで一緒になった先ほどのお米の生産者のかたも米沢ということで牛肉に関する知識や経験が半端ではなく、かなり高度な面白い話がたくさん聞けました。

 いや~ でも、こだわった生産者の方はアツサ、情熱が違います。 本当に造っているものに対する(お米でも牛肉でも)愛情が半端ではないです。

 僕もそのアツサに負けないよう、もっと勉強して、素材のパワーや造っていただいてる生産者の方の情熱に負けないような料理を極めたいと改めて思った一日でした。

 

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 追記:その後、門崎丑の生産者のCさんには、セレーノに来ていただいて、またいろいろとお話を聞いて、うちの店にあったメニューに載せやすい牛肉の部位なんかの話もしていただき、どうにかCさんの門崎丑を使わせていただけるボーダーをクリアして、取引させていただけることになりました。 少し先になりますがそのうちメニューに登場します。 乞うご期待!

 生産者の方と引き合わせてくださったWさんにこの場を借りてお礼を申し上げます。 次もよろしくお願いしますっと他力本願な僕ですがwink

 

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池上に参上!

今年に入って、第一回目の食べ歩きブログ

 といっても、書くタイミングを逸してしまっただけで、書こうと思ってたところがあったんですが…( 去年の年末のビストロSさんや、1月の千駄木のカノーバ、上板橋のニカイさんやら ) ま、3軒ともまたいきますんで、そのときにレポートします。

 今回は、はるばる池上へ。 ま、普通の人にとってはたいした距離ではないんでしょうが、方向音痴の僕にとっては旅行に来ているようなもの、ドキドキものです。

 こちらの近くから、うちまで来てくださる常連のお客様もいらっしゃるので、実際に行ってみて、その大変さを身をもって実感しました。 いつも本当に有難うございます。

 さて、JRで五反田まで行き、ここからは池上線、初体験です。

 ちょっとローカル線っぽい感じが、セレーノのある大山を通る東武東上線に似ていてなんだか親近感が沸きます。 なんだか、電車のスピードをも同じくらいゆっくりです。

 池上を降りてすぐ、道がわかりません。 お店までの地図も持ってるのにweep さっそく当てずっぽうで歩いて、目的地のある商店街を見つけました。

 下町っぽい雰囲気のある商店街です。 古いお煎餅屋さんや昔ながらのお寿司屋さんなんかあって風情があります。 でも、なんだかえらく道が広いなって思ったら、あとでマダムにお聞きしたのですが、池上本門寺というお寺の参道になるので広いとのこと。 調べたらかなり大きなお寺で、重要文化財にもなってる五重塔があるらしいいです。 早く来て、見に行きゃよかった。

 さて、目的のレストランは商店街の入り口からちょっと入ったところです。 まだ、出来たばっかりで、ピカピカなので目立つんですぐに分かりました。

 今日のお店は“ビストロ Vert e Blanc”さんです。 白と緑、なんか清々しい感じの名前です。 (語学苦手な僕ですが、料理に使う用語ぐらいは少し分かります)

 さてここで、まだオープンして間もない、雑誌などメディアの露出もないお店に来たのかといいますと。

 じつは、セレーノもお取引させていただいてる群馬の西洋野菜専門の農家、まきもの屋さん、つながりです。 ひょんなことから、お野菜の配達日がこちらと同じ曜日というのを知りまして、がぜん好奇心が。

 そのうえ、お店をネットで検索してみるとオープン準備ブログなるものがあって、読ませていただいてると、僕らの行ったワインの試飲会の記事が。 そのうえ、ボカシはかかっているのですがうちのソムリエが親しくさせていただいてるそのワインの輸入業者の方の写真がありました。 先日、その方がご来店くださったときにその話をするとシェフとマダムとも仲いいんで今度紹介しますねとのこと。

 これは運命ですflair 行くしかありません。 一人で偵察がてら、潜入です。

 ブログを拝見しているときから思っていたのですが、可愛いお店です。 いろいろ小物やら可愛い絵なんかも飾ってあって、キャビネットなんかもあって、センスいい感じです。

 実は顔に似合わず可愛い小物、好きなんですが、うちはソムリエの許可がないと… 勝手に置くとすぐさま撤去されます。

 イメージカラーの白と緑、それに木製品の感じでヨーロッパの街角の店って感じです。

 控えめな感じのマダムと実直な感じのシェフが笑顔で迎えてくださいます。

 メニューを渡されてとりあえずグラスの白とボトルでブルゴーニュの赤を。 フランスワインは詳しくないんで、とりあえず手が出ればブルゴーニュを。

 お料理は、量がわからなかったので、前菜の盛合わせとバヴェットステーキのレフォールソースを。

 結局、過食の王様を目指している僕はぜんぜん足りず、カブのスープと仔羊のトマト煮込み、そのうえチーズ、デザートにカボチャのプリン! ま、毎度のことながらほぼ二人前。

 メニューは、オーソドックスでシンプルな感じです。 洗練されたお料理なんでビストロというよりはレストランです。 しかし、安いです。 これが、池上価格か? ワインもお手ごろですし。 うちも負けてられません。 

 カブのスープ、しっかりとしたおいしさです。 付けあわせなんかもまきもの屋さんの野菜が随所に使われていて花を添えています。 お話をシェフにお聞きしたら、お店をやる前にまきもの屋さんの畑に直接うかがわれたそうです。 うらやましい限りです。 僕も何とか時間を作って行きたいのですが、貧乏暇なしというわけでなかなか。

 基本のしっかりとした正統派の料理という感じです。 10年間ホテルにいらっしゃったと聞けばうなずけます。 コントロールのいい直球主体のピッチャーという感じでしょうか。

 ほとんどすべてのボールがナックルの僕とはスタイルが違う感じです。

 控えめな感じのマダムのサービスやお店の雰囲気とあいまって、暖かい感じのお店です。

 こういう下町っぽいところにこういうお店っていいですよね~ ご近所の方が、ちょっと、今日の夜はあそこ行く?みたいな感じで集まっていらっしゃるのが目に浮かぶようです。

 なんかちょっとホンワカした気分で家路に着きました。 珍しく迷わずにcatface

 今度は五重塔見てから行きたいです。

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今日の素材: おじさん (オキナヒメジ)

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 面白い名前でしょ。 ヒメジの仲間でひげが目立つからおじさん! オキナも翁からきていてひげからつけられてます。

 ヒメジといえば日本ではあまりなじみがない魚ですが、ヨーロッパではよく 食べられる魚でフランスではルージェ、イタリアではトゥリーリアといいます。

285レストランでもよく使われる高級魚です。 地方によってはバルボーニとも呼ばれ、そのまんまヒゲという呼び名です。

 見た目は色が派手でおいしそうではありませんが、引き締まった身質の上品な白身で、皮を焼くと海老みたいな香ばしい香りがして、おいしいです。

 たまにしか、市場でみかけませんので、次の登場はいつになるか? もっと珍しい仲間におばさんというのもいるらしいです。 今度見つけたら買ってみます。               

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足利にて ココ・ファームワイナリー収穫祭 2008

 先週の日曜日はお休みをいただき、皆様にご迷惑をおかけして、誠に申し訳ありませんでした。

 研修ということで、ココファームワイナリーの収穫祭に参加してきました。 ワインの勉強のためで決して飲んで、お祭りを楽しむことが目的ではありませんbleah

 もう何年も前から、千葉の柏のイル・コンチェルトのK君に一緒に行きましょうと誘われてたのですが、なかなかタイミングが合わず、やっと行くことができました。 

 イル・コンチェルトでいつも飲んでいるあのワインがどういうところで作られているのか、ずっと気になってて、「こころみ学園 奇蹟のワイン」という本を読んでからはなおさらでした。 なんといっても、本のプロローグは2007年の収穫祭から始まるんです、これはなんとしても参加しなくては! 不景気なんで、お店休んでいる場合じゃないんですが…

 今回はK君の一家4人と、僕とソムリエ、イル・コンチェルトの常連さんでうちにも来てくださるKさん、セレーノのオープン時、バイトとして手伝ってもらってたKちゃん(今年、見事に希望通りの職種に就職)の8人で参加です。 Kのひとばっかhappy01  しかし、天気は生憎の曇り、雨が今にも降りそうです。

 電車でお約束どおり、駅弁を食べ、足利につきました。 駅に着いたらビックリ! バスに長蛇の列! それも小さいやつじゃなくて、修学旅行に行くときみたいな豪華なバスが何台も次々と出てます。 どんだけ人来るんだろう。

 修学旅行気分で、自然が残る紅葉がキレイな山里をちょっといくとワイナリーに着きました。 案外駅から近いです。 これでバスガイドさんでもいれば完璧なんですがwink

 残念なことにちょっと雨がぱらついてきました。 チケットと交換にワイン一本とグラスをもらって、いざ収穫祭の会場へupwardright

 なんと会場は葡萄畑の中! 葉っぱのほとんど散った葡萄の木の下でみんな飲んでます。 こんな経験、なかなかできるものではありません。

Kc3b0035_2  早く来た人たちがたくさんシートを敷き詰めて、もう飲んでます。 テーブルや椅子を持ち込んでるツワモノの方も。

 なんとか、少し平らな場所を見つけて、レジャーシートを広げて、さあ、乾杯です。

 それにしても、凄い急斜面です。 ここでの農作業はかなり厳しそうです。 上のほうは普通の人だと立ってるのがやっとという感じです。 昔読んだ本に、ドイツもそういう急斜面のワイナリーがあって、ワイン造りも命がけだと読んだことありますがほんとにそんな感じです。

 あちこちで、音楽が奏でられ、遠くの舞台ではフラメンコやってます。 そして、いろいろな食べ物の屋台やお土産なんかも売っててすごいお祭りです。 童心にかえって、あれこれ見物して、買っちゃいました。 かえらずとも、子供という説もありますが。 

 ロゼ、白、赤とみんなで分担して受け取って、あと、濾過してない“とれたて新酒”や九州、沖縄サミットで使われた“グランNOVO”なんかも追加して。

 これだけの人数の人が、一斉にワインをかたむける姿なんてなかなか見れるものじゃないし、自分もその中の一人なんて、お祭りもだんだんヒートアップしていきます。 勝俣君が壇上で乾杯の声をあげてます。 なんか知らないうちにけっこう飲んでるような… 

Kc3b0040  途中でK君親子とワイン畑の頂上まで上ってみました。 下から見ると、すごい高さの急斜面です。 急な坂道を、子供と一緒になって走ったら、ほんのちょっとで息が切れて、年はとりたくないものですcrying

 てっぺんまでつくと大きなワイン型のバルーンがあります。 絶景とはこKc3b0038のこと、 雨も上がって、空気が澄んでいて、辺りの山も紅葉がキレイで、ここで一句詠みたい気分です。 そんな才能の持ち合わせがないのが残念!

 このワイナリーはサミットでも使われるほどの高いレヴェルのワインを産出しているだけでなく、知的ハンディを持つ人々の自立を目指してつくられたという側面も持っています。 母体は知的障害者更生施設「こころみ学園」です。 

 失礼ながら、ハンディのある方がどれだけワイン造りにかかわっているのか半信半疑でいたのですが、実際にお会いして全く吹き飛びました。 そのしっかりした眼差しと、生き生きした顔、引き締まった身体、農夫という言葉が似合いそうな感じです。 地に足が着いている感じというか、言葉にうまくできませんが、これまで見た同じような障害のある方たちと全く違います。 

 こういう方たちの日々の努力の結晶として、ココファームのワインは造られ、僕たちの元に届くのだとそのありがたさをあらためて、身をもって実感する一日でもありました。

 開墾してから50年、収穫祭は25回目だそうです。 そんな前からワイン作っていたとは。

 今度は収穫祭じゃないときに来てゆっくり見てみたいです。 なにせ、すごい人出で…

 でも、収穫祭もまた行きたいな~

 今度は、頂上に上るのはパスします。 走ったせいか、酔いは回っちゃうし、次の日、腿は筋肉痛だしweep

 お休みをいただいて有難うございました。 リフレッシュでき、新たにエネルギーをもらって、これからももっと今以上に頑張ります。

 

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今日の料理: いろいろな旬のお野菜のパデッラ ( オリーブオイル炙り焼き )

 パデッラとはイタリア語でフライパンのことなんで、フライパンで焼くだけです。 分かり易いメニューを心がけているんですが、フライパン焼きでは味気ないし、格好悪いんで。

 ほんのちょっとのオリーブオイルで中火より弱い火で焼くだけなので、家でも出来そうな感じでちょっとお店でお出しするには難しいとこなんですが、手に入りにくい野菜でやれば。

 ちょうど、群馬県倉渕村のまきもの屋さんからキオッジャ種のビーツ(切ると中が赤と白の縞々)、衛青大根(切り口が緑)、黒大根、フィノッキオが届いて、それらを生かす料理を考えたところ、ゆっくり焼いて甘みが出るこの料理がいいんじゃないかと思って。 スカローラ、トレヴィスなどの葉物なんかも、うまく焼いてやると、ちょっと焦げた感じなんかもおいしくなるんで。

 まきもの屋さん以外から、雪化粧という名のカボチャやセレベス、シシリアンルージュというミニトマトなんかを加えて。

 結晶の大きいバリ島のピラミッドソルトとプーリアの有機栽培のEx.ヴァージンオリーブオイルを別皿で添えます。

 お野菜が好きな方、普段足りないと思っている方、是非、ご賞味ください。

 

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門前仲町にて

 ちょっとお店の備品を買いに豊洲のほうに行くことになって、ついでに近くのレストランで食事でもと思い、前々から行ってみたかった門前仲町のパッソ・ア・パッソへ。

 シェフ自らあちこちの土地をめぐり、食材を探してくることで評判のイタリアンレストランです。 雑誌などで拝見してて、その松岡修三ばりのバイタリティーにはいつも感心していて、いったいどんな料理だろうと想像して、かねてから行ってみたかったお店!

 今日はナビ付き、セレーノのソムリエも一緒なので迷う心配なしwink

 門前仲町、下町っぽい感じのお店が並んでて、路地にもちらほらとお店が。

 あ、フレンチとかイタリアンっぽいお店があると思って覗いてみてたら、ガラスに“Passo a Passo”の文字が! 危うく通り過ぎるところでした。 看板もメニューもありません。 いきなりハードルが高いです。

 恐る恐るお店の中に入ると、どちらかと言えばビストロっぽい落ち着いた感じの内装のお店です。 一段上がった奥のほうへ通されました。

 メニューはあらかじめシェフのお任せコースで頼んであるので、とりあえずワインを。

 今日は一本半ぐらいで我慢することにして、最初は白でハーフは?と聞いたら、グラスワインを半分カラフェで。 なんか可愛い器で出てきました。 シルバーもクリストフルだし、椅子やテーブルも木製のしっかりした感じのやつ、居心地がいいです。

 白ワインはガルガネーガ、ビオっぽい感じです。 フィルターにかけてないのか、澱みたいなカスも入っています。 すんなりと身体にしみるような感じ、ストレスのないワインなので食事の始まりにはピッタリです。

 まず最初に“クエの入ったオクラ、冬瓜のスープ” プリッとしたクエが和食のすり流しを髣髴させるとろみのあるオクラと冬瓜の温かいスープに浮いてます。 やさしいお味、大ぶりのグラスにはいってて、見た目もシンプルなのにきれいです。 コースの最初にスープというのは口の中を食事モードに切り替えるという意味で大好きなパターン。

次の前菜は“仏産かものスモーク トリュフ添え” 軽いスモークです。 レアでごく薄く切ってあります。 柿のコンカッセ、パプリカのソース、オリーブのピュレ、葡萄なんかがちりばめられて、見た目にも楽しいです。 棒状に細く切ったトリュフも生っぽい鉄分を感じさせる鴨とピッタリです。 添えてあるものによって、いろいろ味の変化が楽しめ、口の中が楽しい感じ。 こういう料理は疑問符のでる組み合わせというものが大抵あるんですが、これはなし。 おいしいです。 いつも直球ストレートしか投げれない僕にはないパターンかも。

 あ、ワインがない。抑えて飲んでたのに。 給仕の方に赤ワインをお願いするとリストはないので、何本か持ってきてくれました。 なかなかおもしろいセレクトです。 軽快でたのしい説明でどれも飲みたくなってしまいます。 全部持ってこーいといきたいとこですが、残念ながら… マレンマのロザートというロゼを。 他のお店では飲めそうにないやつ。

すっぽんの焼きリゾット 焼き鮎添え 松茸の香り” まず、運ばれてくると白トリュフのように薄切りにされた松茸の香りが。 こうやって生で薄くスライスして温かいものに載せると香りがこんなに経つんだ~と感心。 すっぽんはスープでリゾットに血もモンテしてあるみたいです。 カリッとした食感と旨みの濃い中のやわらかさ。 鮎が香ばしくて、まわりのちょっと苦味のあるワタのソースもいいアクセントになってます。 もっとたくさん食べたいな、できればどんぶりでbleah

複雑な構成のお料理ですが、さきほど選んだロゼとぴったり! いろんなニュアンスが感じられるワインでちょっと甘みもあり、よく合います。 グラスも面白い形のイタリアのグラスで、ワイナリーのオーナーが自分の処の白ワインの香りを楽しんでもらうためにつくったそう、小さく丸くさきがすぼまった感じ、繊細な香りのワインにはうってつけかも。

パスタは“ムール貝とウニのウンブリッチェッリ” 身のしまった味の濃いムール貝、火の入ったうにが散らしてあります。 こういう水と粉だけでつくるパスタ大好きです。 セレーノもいつも一種類は必ず置いてます。

メインは“熊本産 馬肉のハラミのロースト アケビにつめたサルッシッチャ添え”です。お腹の具合はどうですかと聞かれ、ぜんぜん大丈夫ですと答えたら、凄い厚切りのお肉が、直立してます。 添えてある天然の舞茸の香りが漂ってます。 アケビの皮にサルシッチャが詰めて焼いてあります。 よく味噌とかつめる郷土料理がありますが、こんなところで出会うとは。

 舞茸、しこしこした食感で香りも高くおいしい。 踊りたくなる気持ちも分かるような。 馬肉のハラミはやわらかく、完璧な焼き加減、くせもないです。 馬肉って旨みが強いんだなって再認識、かたまりを切るので肉を食べているという実感が。 下にしいてある松の実のサルサがアクセントになって、あっというまになくなりました。 ソムリエも食べきってます。 後で少しもらおうと思ってたのにweep

 このあとチーズが! 少しワイン残しといてよかった。 イギリスとイタリアの山羊、吉田牧場のリコッタ、イギリスのペコリーノを選びました。 山葡萄の実が添えてあります。 イギリスのチーズってスティルトン以外食べたことないんですがおいしいです。 山葡萄は酸っぱく、渋みも強いけど山の恵みって感じでありがたく。

 デザートは“アケビのブラマンジェ イチジクとさるなしのジェラート添え” メインについてきたアケビの中身はここに! さるなしです、実も添えてあります。 ドリカムの歌に出てくるコクワっていったほうが分かりやすいかな。 毛の生えてない小さいキィウィ。 キィウィは中国産のさるなしニュージーランドで品種改良したものです。 

 猿がわれを忘れてたべるからというのでつけられた名前らしいです。 山の中にこんなおいしいのあったらそりゃねって感じ。 なんか高いところに出来るんで、採るのむずかしいと聞いた覚えが。 これも休みの日にシェフがとって着たのかしら。

 すべて香りがすばらしい料理でした。 厳選された食材でつくられる、自然の恵みを生かした料理、おいしかったです。 ご馳走様です。

 “ご馳走”という言葉は、お客様をもてなすために、走り回ることからきてるらしいので、ここのシェフのお料理に最もふさわしい言葉かもしれません。

 最初から、同業者とバレバレで(ワインのラベル見すぎかな?)すこしシェフとお話しました。

 もう七年目だそうです。 昔はもっと席数もあって、定食屋みたいな値段でやっていたこと、自分が不器用なんで今のコースのみの形になったこと、いろいろと気さくな感じでお話してくださいました。 もっと怖いストイックな方を想像してたんですが、やさしい感じの中にもこだわりが感じられる方です。

 わざわざ出かけて来たかいがあって、本当においしく、楽しい時間をすごさせていただきました。 ありがとうございます。

 セレーノは七年後どうなっているのかな? とりあえず、つぶれないように頑張んなきゃsmile

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